お風呂掃除の順番|換気扇・壁・浴槽・床・排水口の進め方

風呂掃除の順番を説明する主婦

お風呂掃除って「思いついたところから」手をつけちゃうと、あとで泣きを見るんですよ。基本は、換気扇・天井からスタートして、壁→浴槽→床→排水口という順番で、高いところから低いところへ、じわじわ攻め込んでいくのが正解。

最後に浴室全体をシャーッと流して、水気をできるだけ残さないよう換気しておけば、上から落ちてきたホコリや洗剤のせいで「せっかく洗った床、もう一回洗い直し……」なんて悲劇を防げます。

とはいえ、毎回フルコースで全部きれいにするのは難儀です。普段は浴槽や排水口みたいな汚れやすい場所をサクッと片付けて、床は週1回、天井や壁は月1回、くらいの感覚で分担すると、無理なく続けられます。

大事なのは「今日はどこを掃除する日か」を先に決めて、その日やる範囲の中で上から下へ進めること。これさえ守れば、だいたい失敗しません。

実はこれ、私自身が思いっきりやらかした話でして。普段の掃除で天井なんて触らないもんだから、月に一度の天井掃除の日も、ついいつもの癖で浴槽や床から手をつけちゃってたんですよ。で、最後に天井を拭くでしょ?そしたら「げっ!」ですよ。上からホコリと水滴がボタボタ落ちてきて、さっき洗ったばかりの床、また流し直し。何やってんだよっ!って自分に突っ込みました。それ以来、天井を掃除する日はまず最初に「今日は天井、壁、浴槽、床、排水口の順番でいくぞ」って決めるようにしたんです。やる作業自体は変わらないのに、洗い直しが減るだけで、体感の疲労がぜんぜん違うんですよね。小さな工夫で、労力は大きく変わるものです。

というわけでこの記事では、お風呂掃除を「どこから」「どんな順番で」進めればいいのか、換気扇→壁→浴槽→床→排水口の流れに沿って、私の経験談も交えながらお伝えしていきます。

場所ごとの頑固な汚れの落とし方や、洗剤の細かい使い分けについては、それぞれ専用の記事で詳しくご紹介しますので、そちらもあわせてチェックしてみてくださいね。

あと、賃貸住宅ならではの「素材や設備を傷めないための注意点」、それから「自分でなんとかしようとせず、管理会社さんに相談したほうがいいケース」についても、しっかり押さえておきましょう。

目次

お風呂掃除は高い場所から低い場所へ進める

お風呂全体をがっつり掃除するときの基本の順番は、こんな感じです。

順番掃除する場所・作業やること
1換気(大事)と準備浴室の換気をして、洗剤や道具を用意
2換気扇・天井ホコリを落として、手の届く範囲を拭き上げる
3上から下へ向かって洗い流す
4浴槽・洗面器・棚皮脂や石けんカスを洗い流す
5上から落ちてきた汚れもまとめて洗う
6排水口髪の毛や見える汚れを取り除く
7仕上げ洗剤をしっかり流して、水分を減らして換気する

毎日の掃除で天井や換気扇に触らない日なら、浴槽や棚からスタートすることになります。ポイントは、天井や壁を掃除する日だけは、そこを最初に片付けてしまうこと。これだけ覚えておけば大丈夫ですね。

最初に換気して掃除道具を準備する

掃除を始める前に、まず換気は確保したい所。換気扇の掃除がない日なら換気扇を回す。窓があるなら必ず開けるなどして浴室に空気がこもらない状態を作っておきましょう。どちらも難しいなら、ドアを開けておくのも手です。

また、掃除の途中で「あのブラシどこだっけ…」なんて道具を探しに行くと、その間に洗剤を塗った場所が予定より長く放置されちゃったり、そもそもやる気が削がれますよね。

なので、必要なものは先に全部そろえておくのが、一見面倒ですが結局は一番楽な方法になります。

そして、換気扇そのものを掃除するときは、もちろん運転させたままいじっちゃダメです。うっかりやりがちなので要注意ですよ。

TOTOさんやLIXILさんといったメーカー公式でも、換気扇カバーのお手入れ前には電源やブレーカーを切って、機種ごとの取扱説明書に従うよう案内してるので、そうしましょう。

換気扇を止めている間は、窓や浴室ドアを開けるなど、別の方法で換気を確保してくださいね。

換気扇や天井など高い場所から始める

換気扇のカバーやフィルター、それに天井には、ホコリや水滴、石けんの飛沫なんかがけっこう付着してるんですよ。ここを最後に回すと、落ちてきたホコリや拭き取った汚れが壁や床に降り注いで、結局また洗い直すハメになります。まさに天から降ってくる災難ってやつです。

だからこそ、換気扇や天井を掃除する日は、浴槽に洗剤をかける前に、まず高いところから片付けてしまうんです。ただし換気扇は製品によって外せる部品がぜんぜん違うので要注意です。まずは自分ちの取扱説明書を確認するのが先決です。

壁・浴槽・床・排水口の順に進める

高いところが片付いたら、次は壁→浴槽→床→排水口の順番で攻めていきます。

壁は上から下へ洗っていくと、流れ落ちた洗剤や汚れは浴槽まわりと床が受け止めてくれます。そのあとで浴槽や床を洗えば、それまでに落ちてきた汚れもまとめて流せるという、なんとも合理的な仕組み。

排水口を最後にするのも同じ理屈で、掃除中に流れてきた髪の毛や汚れを、仕上げの段階で一気に回収できるからなんですね。

浴槽と床、どっちを先にするかは浴室の形によって多少前後しても大丈夫です。ただし床を完璧に仕上げてから壁や浴槽を洗うと、また床をすすぐハメになるので、それだけは避けたいところ。

「上で洗ったものは下へ流れる」——これで、だいたい正解です。

最後に洗剤と水分を残さず流す

全部洗い終わったら、壁や浴槽、床、金属部品、棚の裏側なんかに洗剤が残ってないか、最後にチェックして、水でしっかり流しましょう。LIXILさんも、洗い残して洗剤を付着したまま長時間放置すると、表面の変色・変質やサビ、ゴムの劣化につながることがあるって注意喚起してます。

すすいだあとは、スクイージーや柔らかい布で取れる範囲の水分を減らして、さらに換気を続けます。毎回浴室全体を隅々まで拭き上げるのがしんどいなら、鏡や金属部品、浴槽の縁、棚みたいな「水滴が残りやすい場所」だけ優先的に拭くくらいでも十分です。

お風呂掃除を始める前に準備するもの

基本のお風呂掃除なら、最初から洗剤をあれこれ何種類も買いそろえる必要はないです。まずは浴室用の中性洗剤と、素材を傷つけにくい柔らかい道具、これで十分です。

浴室用中性洗剤と柔らかい掃除道具

基本の掃除で用意しておきたいものは、こちら。

  • 浴室用中性洗剤
  • 柔らかいスポンジや浴室用ブラシ
  • マイクロファイバークロスなどの柔らかい布
  • 柄付きの天井用ワイパー
  • 髪の毛やゴミを入れる袋
  • ゴム手袋

浴室用中性洗剤は、日常の皮脂や石けんカスを落とす基本の一本として活躍してくれます。Panasonicさんも、素材への影響を考えて、洗浄力の弱い洗剤から段階的に試して、取扱説明書を確認する方法を勧めてるんですよ。まずは優しい洗剤から、が鉄則です。

ただ、こびりついた水垢や黒ずみ、奥まで根を張ったカビは、中性洗剤だけじゃ落ちないこともあります。とはいえ汚れが残ってるからって、正体もわからないまま強い洗剤を次々と使うのは、だいぶマズイやり方です。

頑固な汚れに使う洗剤については、浴槽、床・壁、排水口それぞれの個別記事で詳しく紹介していますので、確認してくださいね。

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手袋・マスク・換気などの安全対策

中性洗剤を使う基本の掃除でも、肌が弱い方は特に手荒れを防ぐためにゴム手袋は着けておきましょう。

天井を見上げながらの作業は、洗剤や水滴が顔にポタポタ落ちてくることがあるので、洗剤を直接天井へ吹きかけるんじゃなくて、布やワイパーのほうに適量つけてから拭くほうが安全です。顔面に洗剤シャワーを浴びるのだけは、私も避けたいので実践してます。

塩素系のカビ取り剤なんかを使うときは、製品表示に従って、換気、手袋、保護メガネ、マスクといった保護具をきちんと使いましょう。花王さんも、塩素系製品を使うときは換気をして、目や皮膚に付かないよう案内してますから、ここも素直に従うのが吉です。

高いところを掃除したいからって、ぐらぐらする浴槽の縁や風呂椅子に乗るのもやめておきましょう。柄の長い道具もあますし、それでも届かない場所は、無理せず潔く諦めるのが賢明です。転んでケガでもしたら、掃除どころじゃなくなっちゃいますからね。

洗剤を使う前に素材と製品表示を確かめる

浴室って、樹脂、FRP、人工大理石、ホーロー、金属、メッキ、ゴム、コーキング、コーティングされた鏡……と、性質の違う素材がてんこ盛りなんですよ。見た目だけじゃ、素材や表面加工までは判断できないことも多いんです。

洗剤を使う前に、チェックできれば理想です。メーカーが提供している浴室の取扱説明書があれば詳細がわかりますし、建物によっては管理会社から注意事項を提供してもらえるかも知れません。ネットで調べてもいいですね。

特に中性以外の洗剤は、使える場所がけっこう限られてたりします。LIXILさんも、弱酸性・弱アルカリ性の洗剤であっても、浴槽や床、金属、メッキ部品なんかが変色したり、金属がサビたりする可能性があるとして、目立たない場所で試すことと洗い残し防止を呼びかけてます。

つまりは「弱い洗剤だから大丈夫」と油断しないのがコツです。「お風呂用」って書いてある洗剤でも、浴室内のすべての素材に使えるとは限らないんです。ここ、意外と気が付かないポイントです。

外した部品を戻せるよう写真を撮る

換気扇カバーや浴槽のフィルター部分、排水口まわりなど、取扱説明書で「外していい」と書かれている部品を外すときは、作業前と取り外している途中の状態を、スマホでパシャッと撮っておきましょう。

部品の向きや重なり方、留め具の位置を写真に残しておけば、あとで元に戻すときに「あれ、これどっち向きだっけ」って迷う時間をぐっと減らせます。外した部品は取り外した順に並べておいて、無理な力を加えないのも大事なポイントです。特に換気扇などはやっておきたいです。

そもそも、どう外せばいいか分からない、部品が固まってネジなど動かない、元に戻せる自信がない——そんなときは、その時点できっぱり作業を中止してください。あきらめも肝心、無理は禁物です。

キッチンとは違うお風呂特有の汚れ

換気扇はキッチンにもありますが、こちらの汚れは調理油などが主役ですけど、お風呂の場合はちょっと事情が違います。

皮脂、石けんカス、水道水の成分、湿気、髪の毛、ホコリ……といった面々が複雑に絡み合って、汚れの実体を作り上げているんですよ。(コワっ)

汚れの種類がそもそも違うので、キッチンで愛用してる強力な油汚れ用洗剤を、そのままお風呂全体に使えるとは限りません。そりゃ、こすれば落ちる可能性はありますが、そもそも落ちないと思ったほうが健全です。

浴室の素材と汚れに合った方法を、ちゃんと選ぶ必要があります。

皮脂と石けんカスが混ざった湯あか

浴槽や床、壁の下のほう、洗面器、椅子なんかにこびりつきやすいのが、皮脂や石けんカスがミックスされた「湯あか」です。湯あかは皮脂、石けんカス、ホコリなんかが結びついた汚れと浴槽のメーカーさんも言っています。

付いた直後は比較的落としやすいんですけど、洗い流さずに乾燥を繰り返してるとどんどん蓄積していって、ざらつきやくすみとして目立つようになっちゃいます。まさに小さな油断が大きなツケになる、というやつですね。

浴槽だけじゃなく、お湯跳ねや泡が触れやすい壁の下のほう、棚、ボトルの底、洗面器類もあわせてチェックしてみてください。あなたも、ボトルの底なんてノーマークじゃありません?

水道水の成分が残る水垢

鏡や水栓、壁、浴槽の縁なんかに残る白っぽい汚れ、あれは水分が蒸発したあとに水道水の成分が残った「水垢」である可能性が高いです。

水垢は皮脂汚れとは性質がまったく違うので、浴室用中性洗剤で洗っても完全には落ちきらないことがあります。LIXILさんも、水垢には水道水に含まれる成分が関係していて、放置すると頑固になっていくと説明してます。

ただし、水垢っぽく見えても、実は石けんカスだったり素材そのものの変色だったり、というケースもあるんですよね。ここがややこしいところ。

強い洗剤で一気に落とそうとせず、場所別の記事で汚れの正体をちゃんと見分けてくださいね。

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湿気と汚れで増えるカビ

浴室は温度と湿度が上がりやすいうえに、皮脂や石けんカス、ホコリといった「カビのごちそう」まで残りやすい場所。

そうなんです、温度・湿度・養分の3条件がそろうとカビが増えやすくなるんです。カビからすれば、浴室はまさに天国みたいなもんですよね。

カビを防ぐには、カビ取り剤を繰り返し使うだけじゃなく、お風呂上がりに汚れと水分をできるだけ残さないようにして、換気することが基本中の基本です。

すでに広がっちゃったカビの詳しい対処法は、床・壁掃除の個別記事でじっくりお伝えします。

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髪の毛や皮脂が集まる排水口のぬめり

排水口には、浴室内から流れてきた髪の毛、皮脂、石けんやシャンプーの成分なんかが、どんどん集まってきます。髪の毛をためたままにしておくと、その周りに汚れがどんどん絡みついていくんですよ。自分のうちと言っても、結構気色悪いです…。

日常の掃除では、目に見える髪の毛とゴミをこまめに取り除くことを最優先にしましょう。ぬめりや臭い、流れの悪さへの詳しい対処法、部品の外し方については、排水口掃除の専用記事で確認してください。

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換気扇へたまるホコリ

浴室の換気扇には、空気と一緒に吸い込まれたホコリがべったり付着します。フィルターやカバーにホコリがたまると見た目が汚れるだけじゃなく、お手入れするときに下へ落ちてくるので、浴室全体を掃除する日はまず最初に確認しておくのが理にかなってます。

ただし、浴室の換気扇はキッチンのレンジフードとは構造も汚れの質もぜんぜん違います。調理油を落とすためのキッチン向け掃除方法を、そのまま浴室換気扇に持ち込むのはやめておきましょう。畑違いのやり方は、だいたいうまくいきません。

場所別に見るお風呂掃除の順番と基本作業

ここからは、換気扇・天井、壁、浴槽、床、排水口、それぞれの基本作業を、掃除する順番どおりに見ていきましょう。

分解方法や頑固な汚れの落とし方まで、一度に全部やろうとしなくて大丈夫です。まずは目に見える範囲を、安全第一で掃除することを優先してくださいね。

換気扇・天井はホコリを下へ落とす前に掃除する

換気扇を掃除するときは、まず取扱説明書を確認して、電源かブレーカーを切ります。そのうえで、カバーやフィルターのホコリを取り除きましょう。この部分は、だいたいのメーカーが”ユーザーが触っても大丈夫なところ”としています。

内部のファンや電気部品まで分解する必要はないですよ。機種によって外せる部品や水洗いできる部品が変わってくるので、よく分からないときは、表面のホコリ取りだけにとどめておくのがホントに無難です。

天井は、柔らかい布などでホコリを取ったあと、必要なら固く絞った布で水拭きます。洗剤や水を天井や換気設備へ直接ドバドバ吹きかけるのは最高位のNGです。

詳しい作業範囲や、カバー・フィルターのお手入れ方法は、浴室換気扇の詳しい掃除方法の記事で確認してみてください。

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壁は上から下へ洗う

壁は上から下へ向かって洗っていきます。先に壁の下の方や床を仕上げちゃうと、上を洗ったときの水や汚れがまた降ってきて付着しちゃうんですよね。これじゃ意味ないです。

壁って毎日洗う必要はありません。泡や皮脂が飛びやすい腰から下の部分、棚の周辺、浴槽の近くなど、汚れやすい場所を優先的に狙っていきましょう。あ、でも「毎日やるっ!」ってあなたは、がんばってください!

壁の水垢、黒ずみ、目地のカビは、それぞれ対処法が違います。汚れを見分けるポイントは、お風呂の床・壁に付く黒ずみ・水垢・カビの掃除方法の記事で確認してくださいね。

浴槽は皮脂や湯あかを洗い流す

壁を洗ったら、次は浴槽の内側、縁、外側の手が届く範囲を掃除します。入浴後のまだ温かいうちは汚れが乾ききってないので、日常の掃除に組み込みやすい絶好のタイミングなんですよ。

浴槽と一緒に、洗面器、風呂椅子、ふた、シャンプーを置く棚なんかも上から順に洗っておくと、あとで床に汚れを落とす回数を減らせます。

浴槽は素材によって使える洗剤や道具が変わってきます。皮脂、湯あか、水垢の見分け方と洗剤選びについては、浴槽の皮脂・湯あか・水垢を掃除する方法の記事で確認してください。

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床は壁や浴槽から落ちた汚れもまとめて洗う

壁、浴槽、棚、洗面器類を洗い終えたあとに、床を掃除します。この順番でいけば、上から落ちてきた泡や汚れもまとめて洗い流せて一石二鳥です。

私が以前やらかしてたみたいに、床を先にピカピカに仕上げてから、やり忘れてることに気が付き、天井や壁を掃除すると、最後にもう一度床を流す羽目になります。

せめて天井を掃除する日には順番を意識するだけで、やり直しがぐっと減ります。人間、学習する生き物ですから。

床の溝や凹凸に汚れが残っている場合も、いきなり硬いブラシや研磨剤で削るのはやめておきましょう。床の黒ずみや白い汚れへの詳しい対処法は、お風呂の床・壁に付く黒ずみ・水垢・カビの掃除方法の記事で確認してください。

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排水口は最後に髪の毛と汚れを取り除く

排水口は、お風呂全体をすすぎ終えたあとに仕上げます。掃除中に壁や床から流れてきた髪の毛やゴミを、最後にまとめて回収できるからなんですね。

まずは見える範囲の髪の毛とゴミを取って、取扱説明書で「外していい」と確認できた部品だけを取り外します。部品が固くて動かない、構造がよく分からない、そんなときは無理に引っ張らないのが鉄則です。

排水口のぬめり、臭い、詰まり、部品ごとの詳しい掃除方法は、お風呂の排水口にたまる髪の毛・ぬめり・臭いの掃除方法の記事で確認してみてください。

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お風呂掃除を毎日・週1回・月1回に分ける

お風呂掃除って、一度に全部を完璧にしようとすると、これがもう負担がすごいんです。汚れやすい場所は短い間隔で、ホコリや水滴を確認する場所は長めの間隔で、というふうにメリハリをつけると、無理なく続けられます。

以下でご紹介する頻度は、あくまで私が今実践している一例です。家族の人数、入浴回数、浴室の広さ、換気の状態、乾きやすさによって、あなたの家に合う頻度に調整してみてくださいね。

毎日は浴槽・小物・棚・排水口を短時間で掃除する

私が毎日掃除している場所は、この4つです。

  • 浴槽
  • 洗面器や風呂椅子などの小物
  • シャンプー類を置く棚&シャンプーボトルなどの裏側
  • 排水口

浴槽や小物、棚を上から順に洗って、最後に床へ流れた髪の毛を排水口から取り除く、という流れです。毎日、床全体をブラシでゴシゴシしたり、天井を拭いたりまではしていません。そこまでやったら、さすがに続きませんから。

毎日の目的は、大掃除をすることじゃなくて、皮脂や泡、髪の毛、水分を長く残さないこと。そして気持ちよく風呂に浸かること。

作業を増やしすぎると続かなくなるので、入浴後にサッとできる範囲まで絞り込んでいます。

週1回は毎日のルーティンに床を加える

週1回は、毎日のルーティンにを加えます。

壁の下のほうは泡や皮脂が付きやすいので、「週1回」って固定するより、汚れが目についたときにそのつど一緒に洗うようにしています。

週1回の掃除でも、順番は変わりません。棚や浴槽を先に洗って、次は床、排水口は最後、といういつものパターンです。

床の汚れがすぐ目立つご家庭なら、週2回に増やしても構いません。逆に使う人数が少なくて汚れが目立たないなら、様子を見ながら間隔を伸ばしてもいいでしょう。あなたのお家のペースを見つけてみてください。

月1回は天井・壁・換気扇周辺を確認する

月1回は、週1回のルーティンに天井と壁をプラスします。天井→壁→浴槽→床→排水口の順番で進めて、カビが目立つ場所があれば、素材と製品表示を確認したうえで別途対処しましょう。

換気扇も月1回くらいを目安に、カバーやフィルターの状態をチェックしていますが、必要な掃除頻度は機種や使用環境によって変わってきます。メーカーが取扱説明書で示している頻度を、最優先で守ってくださいね。

ちなみに私のお風呂換気扇の分解掃除は「年3回」です。笑

既出ですが、私は以前、天井を最後に掃除して床をまた流し直すという失敗を幾度となく繰り返してました。笑

もうさすがに慣れましたが、それでも月1回の掃除を始める前に「今日は天井から」って自分を戒めています。人間、決意表明って大事です。

引っ越しをきっかけに無理なく続く頻度を決めた

そもそも、この掃除ルーティンを始めたきっかけは、引っ越し先のお風呂が湯張りと追い焚きができる設備だったことなんです。それまではしゃわーのみ。。

せっかくそんな設備があるんだから、きれいな状態で気持ちよく入りたいなと思って、掃除する場所と頻度を分けるようになりました。結局人は、こういう小さな快適さを大事にしたくなるものです。

最初から毎日浴室全体を掃除しようとすると、場所の多さに負けて続かなくなるんですよ。そこで「毎日は汚れやすい場所」「週1回は+床」「月1回は+天井と壁」というふうに、役割分担をはっきりさせました。

この頻度も、一度決めたら死ぬまで変えちゃいけないルール!なんかじゃありません。夏場にカビが目立ってきた、家族が増えた、換気に時間がかかるようになった——そんなふうに環境が変わったら、そのつど見直せばいいんです。

あなたも自分のペースで、ちょうどいい頻度を見つけてみてください。

賃貸のお風呂で掃除するときの注意点

あなたのお住まいが賃貸だからって、特別な洗い方が必要なわけじゃありません。

ただ、浴室も借りている設備なので、汚れを完璧に落とすことより「傷、変色、塗装剥がれ、破損を増やさない」という判断のほうが大事になってきます。ここは私含め、賃貸暮らしの方は肝に銘じておきたいポイントです。

国土交通省も、賃貸住宅では定期的な換気や清掃を行いつつ、修繕が必要な損傷に気づいたら、すぐに管理会社などへ連絡して、無断で修繕しないことが大事だと案内してます。お役所ってこんな事も心配してるんですね。ここは素直に守りましょう。

素材不明のまま強い洗剤を使わない

素材がよく分からない浴槽、床、壁、金属部品に、酸性・アルカリ性・塩素系といった強い洗剤をいきなりぶっかけるのはやめてください。

金属って”強い”と考えがちですが、相性が良くない液剤だと、色が変わったり腐食しちゃったりするんですよね。私はこれまでも何回か見てきました。

あまり考えないで排水口の金属フタに酸性の液剤を使い続けてたら、地味にくすんできてました。洗っている時はもちろん、一気に変色するわけでもないので、まったく気が付かなかったんですよね。汗

白っぽくくすんでいて、昔はもっと光っていたはずだと後悔しかなかったです。

なので、まずは浴室用中性洗剤で試してみて、それでも落ちない場合は、汚れの種類と素材を確認します。設備のメーカー名や品番が分かるなら取扱説明書を探して、分からなければ管理会社へ問い合わせましょう。

洗剤側の「使えない場所」と、設備側の注意事項、この両方をちゃんと確認する必要があります。

硬いブラシや研磨剤で汚れを削らない

落ちない汚れを、金属たわしや硬いブラシ、研磨力の強いクレンザーでゴシゴシ削ると、表面に細かい傷がついたり、コーティングが傷んだりする可能性があります。

LIXILさんも、浴室のお手入れでは研磨力の強い粉末クレンザー、金属たわし、硬いブラシなどを使わないよう案内しています。これも後戻りできない失敗のもとになるので、言う事聞きましょう。

一度ついた傷や剥がれは、掃除でどうにかなるものじゃありません。多少汚れが残ったとしても、設備を傷めないほうを優先するのが、長い目で見ると正解です。

換気扇や排水口を必要以上に分解しない

換気扇カバー、フィルター、排水口部品、浴槽のエプロン、どれも製品によって外せる範囲が違います。

また、普段の掃除で、わざわざ外す必要のない部品もあります。よその家庭や動画で見た手順をやってみようとそのまま真似すると、誤った取り付けで事故や不具合につながることもあるので、必ず自宅の製品に合った取扱説明書を優先してくださいね。

YouTubeでエプロンを外して普段見えない禁断地帯を掃除する動画がアップされていたのですが、賛否の”否”の声が多くて驚きました。「すべての製品が同じ作りとは限らないから、真似して壊れたらどーするんだ!」みたいな書き込みもあったので、安易に「自分もやってみよう」って思っちゃいけないんだなって。

外れない部品に工具を使ったり、力任せに引っ張ったりするのは避けましょう。「絶対外せるはず」と思っても、汚れやサビ、経年で固着してるだけかもしれないし、留め具を見落としてるだけかもしれないし、そもそも外せない仕様かもしれない。可能性はいろいろあるんです。

洗剤を長時間放置しない

頑固な汚れに洗剤を付着させ長く置いておけば、必ず効果が上がるってわけじゃありません。

製品表示を超えて放置すると、浴槽や床の変色、金属のサビ、ゴムやコーキングの劣化につながることもあります。「長く置けば置くほど効く」は、残念ながら勘違いです。

洗剤は表示された使用量と時間をちゃんと守って、作業後はしっかりすすぎましょう。

電話がかかってきたり、外出の予定があったり、ゲームに夢中になったりして掃除を中断する可能性があるときは、強い洗剤を塗ってからその場を離れる、なんてことはしないでください。「ちょっとだけのつもり」って、だいたい長時間放置につながります。

塩素系洗剤と酸性洗剤を混ぜない

塩素系のカビ取り剤や洗浄剤と、酸性タイプの洗剤を混ぜると、危険な塩素ガスが発生します。これ、本当に洒落にならないやつです。

容器の中で混ぜないのはもちろんのこと、前に使った洗剤が床や排水口に残ったまま、別の洗剤を重ねて使うのも避けてください。

何の洗剤を使ったか分からなくなってしまったら、まずは十分な水で流してください。塩素系製品を使うときは換気をして、製品表示に書かれた保護具と使用方法をしっかり守りましょう。

「酸性」「塩素系」「まぜるな危険」——こういった表示は、使う前に必ず目を通しておいてくださいね。

塗装剥がれや腐食を掃除だけの問題と考えない

実はこれも私の失敗談なんですが、以前、浴槽の前面にある金属製のエプロンの下のほうで、カビっぽいものを見つけたんです。あまり深く考えずに塩素系カビ取り剤を使ったら、その後、塗装が剥がれ始めまして……。うぉー!ってなりました。

もともと裏側で腐食や経年劣化が進んでいた可能性もあるので、洗剤だけが原因だったとは言い切れません。ただ、私が塩素系製品が金属や塗装に影響を与える可能性や、製品ごとに使えない素材があることを、十分に確認してなかったのは事実です。問題発生、原因は自分の確認不足でした。

この経験があってから、今は「カビっぽく見えるから、とりあえずカビ取り剤」ってすぐに飛びつくのはやめて、素材、塗装の状態、洗剤表示を先に確認するようにしています。

剥がれや腐食が始まってる場合は、掃除したり自分で塗装しようとしたりせず、状態を写真に残して管理会社へ相談するのが一番安全ですよ。あなたも、こんな「見つけたらすぐ洗剤ドバー」の癖、ありませんか?

掃除より「相談」が先になるサインもある

ここまで洗剤や道具の話をしてきましたが、設備の故障・劣化はまったくの別物です。

「強くこすればなんとかなる」「強い洗剤を使えば落ちるはず」と頑張って、かえって事態を悪化させる前に、次のようなサインを見つけたら作業をきっぱり中止しましょう。

  • 換気扇から普段と違う音や焦げ臭いがする
  • 浴槽・床・壁・エプロンにひび割れや塗装剥がれ、腐食がある
  • 排水口を掃除しても逆流や下水臭が続く
  • 部品が固くて外れない、または外した部品が元に戻せない
  • カビやサビ、変色を見つけても、入居前からのものか自分で発生させたものか判断できない

こういうときは、自分で何とかしようとせずに状態を写真に残して管理会社へ連絡するのが一番です。異常がある場所、気づいた日、掃除前はどうだったか、使った洗剤があればその製品名を伝えると、話がスムーズに進みますよ。

まとめ!お風呂掃除は順番を決めるとやり直しを減らせる

お風呂全体を掃除するときは、換気扇・天井、壁、浴槽、床、排水口の順に、高いところから低いところへ進めるのが基本です。上から落ちてきたホコリ、洗剤、汚れを、最後に床と排水口へまとめて集めてしまえば、せっかく掃除した場所を何度も洗い直す手間を減らせます。

毎日お風呂のすべてを掃除する必要はありません。浴槽や排水口は毎日、床は週1回、天井や壁は月1回——というふうに分けて、その日に掃除する場所の中で「上から下へ」の順番さえ守れば、無理なく続けられます。

場所ごとの頑固な汚れや洗剤の選び方については、浴室換気扇、浴槽、床・壁、排水口、それぞれの個別記事でじっくり確認してみてください。

賃貸のお風呂では、汚れを完璧に落とすことより、設備を傷つけないことを優先してくださいね。

素材が分からない場所に強力洗剤を使わない、部品を無理に分解しない、ひび割れや剥がれを自分で補修しない——この3つが本当に大切です。故障や劣化が疑われるときは、状態を写真に残して、迷わず管理会社へ相談しましょう。

あなたのお風呂も、今日からちょっとずつ、順番を意識して掃除してみませんか?最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。

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