レンジフード掃除を簡単にする裏ワザ5選|油汚れ対策も解説

上を見上げる奥様の頭上に「URAWAZA」の文字がふんわり浮かんでいるイメージ

レンジフードって気づいたときにはベタベタ……って、なんで油汚れってあんなに静かに育つんでしょうね。

音もなく、気配もなく、ある日いきなり「はい、私ここにいます」みたいな顔で現れる。それなんかおかしくない? と何度思ったことか。

結論から言うと、レンジフード掃除を簡単にする裏ワザは、油汚れが固まる前に“小さく分けて洗い倒す”ことです。私は住居全体の大掃除を、4月〜GW、9月、年末の年3回ペースで6年ほど続けています。

レンジフードも同じで、毎日のひと拭き、週1回の整流板裏とフィルター掃除、年3回のシロッコファン浸け置き掃除をルーティン化してきました。

最初からラクだったわけではありません。前の住人が残していった厚めの油汚れと初対面したときは、正直「うぉー、これは聞いてない!」でしたから。

セスキ、アルカリ電解水、中性洗剤を使い分けながら、意地で落とした部分もあります。でも6年近く続けた今は、新しい油汚れの固着はほぼなく、日々の掃除は中性洗剤で十分まわっています。

この記事では、レンジフード掃除を簡単にするための裏ワザ5選、油汚れに合う洗剤の選び方、シロッコファンや整流板の掃除頻度、そして私が実際にやらかした失敗談までまとめます。

完璧に新品みたいにする話ではありません。年末にレンジフード前で泣かないための、現実的で続けやすい掃除術です。

目次

レンジフード掃除を簡単にするには「汚れを育てない」こと

裏ワザ5選とはなんぞや!をまとめます

レンジフード掃除を簡単にしたいなら、まず覚えておきたい裏ワザはこの5つです。

毎日ひと拭き、週1回開ける、油料理後はその日のうち、年3回だけ深く掃除、そして削らない

この5つを押さえるだけで、レンジフード掃除のしんどさは徐々に変わってきます。詳細は次の章で!

私の感覚では、掃除を「大ボス戦」にしないのが勝ち筋です。ゲームで言えば、ラスボスを年末にまとめて倒そうとするからHPを持っていかれるんですよ。

裏ワザやること頻度狙い
1見える所と手が入る所をひと拭き毎日油膜を薄いうちに取る
2整流板の裏とフィルターを掃除週1回ベタつきの蓄積を防ぐ
3油料理後は整流板裏まで拭くその日油ハネを固着させない
4シロッコファンを浸け置き年3回内部汚れを除去する
5落ちない汚れをガリガリ削らない傷・塗装はがれを防ぐ

メーカー公式の手入れ情報でも、レンジフードまわりは台所用中性洗剤やぬるま湯、水拭き、から拭きといった方法が案内されています。

ファンやフィルターは、汚れが落ちにくいときに中性洗剤を溶かしたぬるま湯で浸け置きする方法も紹介されています。つまり、日々の掃除はどんな特別な方法より、汚れが軽いうちに落とすことができる有効な方法なんです。

掃除頻度は毎日・週1・年3回に分けるとラク

レンジフード掃除は、全部を毎日やろうとすると続きません。逆に、全部を年末だけにすると地獄を見ます。

私が落ち着いた方法は、毎日・週1回・年3回に分けるやり方です。毎日は、調理後の片付けついでに整流板表面、レンジフードボディの前面、側面、フチなど、見える所と手が入る所をサッと拭きます。

何しろ全部です、見える範囲は。自分でも「どこまで拭くのよ」とツッコミたくなりますが、ここで1分使うと後が本当にラクなんです。

週1回は、整流板を開けて裏側とフィルターを掃除します。私の場合、過去の失態で止め金具の一部を曲げてしまい、本来なら簡単に開く整流板が、毎回ちょっと面倒な儀式になっています。引っ掛けたままブラブラさせるのも難しく、いちいち外して降ろすこともあります。やっちゃったー! でも、それでも日曜の夜には必ず開けます。

年3回は、4月〜GW、9月、年末あたりでシロッコファンの浸け置き掃除とレンジフード内部の拭き掃除。これを続けると、年末の掃除が「うぉー!」から「まあ、やるか」くらいに変わります。

洗剤は強さより「汚れの段階」で選びます

レンジフードの油汚れには、強い洗剤を使えば勝てると思いがちです。正直に言うと、私も最初はそう思っていました。前住居者が残していった厚めの油汚れがあったので、初回はセスキを使い、シロッコファンやフィルターもセスキで浸け置きしました。その後、どうしても残る汚れにアルカリ電解水を使って、意地で落とそうとしていた時期もあります。いやもう、油汚れとの根比べです。

ただし今は、日々の掃除なら中性洗剤で事足りています。新しく油汚れが固着していないからです。セスキや重曹は弱アルカリ性で、油汚れに使われることがありますが、素材や塗装との相性確認は外せません。花王の公式情報でも、重曹やセスキ炭酸ソーダは弱アルカリ性として扱われています。

レンジフードメーカー側でも、中性洗剤を推奨するケースが多く、アルカリ性洗剤はアルミや塗装への負担に注意するよう案内されています。頑固な汚れに使う場合でも、洗剤表示と取扱説明書を確認してから。ここを飛ばすと、汚れは落ちたのに塗装まで悲しい顔になることがあります。

レンジフード掃除を簡単にする裏ワザ5選

裏ワザ1:調理後に「見える所」を全部ひと拭きする

レンジフード掃除を簡単にする一番の裏ワザは、調理後の片付けついでに拭くことです。

大げさな掃除ではなく、整流板の表面、レンジフードボディの前面、側面、フチ、スイッチ周りなど、目に入る所をサッと拭きます。

私は「基本掃除」として、見える範囲はかなり広めに拭いています。何しろ全部w。

とはいえ、洗剤を毎回たっぷり使うわけではありません。軽い油膜なら、薄めた中性洗剤を含ませた布やキッチン用クロス、スポンジで拭いて、水拭き、から拭きで終わらせます。

油汚れは、付いた直後ならまだやわらかいんですよね。時間がたつとホコリと混ざって、ベタベタからネチネチに進化します。

ポケモンなら進化してうれしいけれど、レンジフードの油汚れは進化しなくていい。あなたも一度は、表面がうっすらベタつくのを見て見ぬふりしたことありません? あれを1日、2日と放置すると、後で余計にこする羽目になります。

ちなみに私はポケモンやったことないです。

手順はいたって簡単です。

  1. 調理後、コンロまわりを拭く
  2. レンジフードの見える所を中性洗剤か水拭きで拭く
  3. ベタつきが残るようならさらに拭く
  4. 最後に乾いた布で水気を取る

このひと拭きは、完璧を狙わないのがコツです。毎回100点を狙うと続きません。時間ばっかりかかっちゃうので。70点で毎日続けるほうが気が楽、そして年末の自分を助けます。

裏ワザ2:週1回は整流板の裏とフィルターを掃除する

毎日のひと拭きで表面はきれいに見えても、整流板の裏やフィルターには油が回っています。

表はピカッとしているのに、裏を見た瞬間「げっ!」となる。

私はこれを過去に何度も経験しました。だから今は、油料理をしていなくても日曜の夜には必ず整流板を開けて、裏側とフィルターを掃除しています。

週1回の掃除は、汚れが軽いうちに落とせるのが強みです。固着していなければ、中性洗剤でかなり対応できます。

私も今は、日々のルーティンが効いているので、セスキやアルカリ電解水を毎回出す場面は減りました。スポンジややわらかいクロスで拭き、フィルターは目に沿ってやさしく洗う。

この「やさしく」が意外と大事です。LIXILの公式情報でも、フィルターは変形の恐れがあるため、目に沿ってやさしく汚れを落とす流れが案内されています。

週1掃除の流れはこんな感じです。

  1. 電源を切り、手袋をする
  2. 整流板を開ける、または外す
  3. 裏側の油膜を中性洗剤で拭く
  4. フィルターを外して洗う
  5. 水気をしっかり取って戻す

整流板は力技で扱っちゃいけません。私みたいに止め金具を曲げる可能性があります。後々への影響が大です。

裏ワザ3:油料理をした日は整流板の裏までその日に拭く

揚げ物、炒め物、焼き肉、魚焼き。

こういう料理をした日は、レンジフードにとってイベント開催日です。いつもより油煙が上がり、整流板の裏やフィルターに油が付きやすくなります。

私の場合、レンジ台に油ハネがある日は、日曜日を待たず基本掃除に加えて整流板の裏まで拭きます。ここを後回しにすると、次の日にはもう「ちょっと粘る油」に変化することがあるんですよね。

油料理後の掃除は、タイミングを気にしたほうがいいです。料理後はレンジフード周辺が少し温かく、油もカチカチにはなっていません。

この段階なら、中性洗剤でもスルッと落ちやすい。逆に冷えて固まった油は、より強めの洗剤を使ったり、浸け置き時間を長くしたり、こする時間が増えたりして面倒です。

ただ、無理にこなす必要はないので、疲れてるとかやる気がないとかって日はスルーでもOK。どっちみち日曜には裏面掃除しますので。

裏ワザ4:年3回のシロッコファン浸け置きで大掃除を軽くする

レンジフード掃除で一番気が重いのが、シロッコファンです。あの羽の細かさ、油汚れの入り込み方、見た瞬間の圧。正直、初回はなかなかの強敵でした。

前住居者の残していった油汚れが厚めで、フィルターもシロッコファンもセスキで浸け置き。さらに残った汚れにアルカリ電解水を使って、かなり粘りました。

だいたい落ちたものの、当然新品みたいにはなりませんでした。潔く言います。掃除で新品には戻らない…と。

でも、年3回のシロッコファン浸け置きを続けると、新しく固着する汚れが減るんです。

私の場合、最初の1年くらいは年3回やっても「まだ落ちきってないな」と感じる部分がありました。サビかも? と疑って調べたり、悩んだりもしました。

けれど、ガリガリ削らずに時間をかけたことで、今はそれなりにきれいをキープできています。

シロッコファン掃除の基本は次の流れです。

  1. 電源を切る
  2. 慣れるまでは取扱説明書を頼って部品を外す
  3. 中性洗剤を溶かしたぬるま湯で浸け置きする
  4. やわらかいブラシやスポンジで汚れを落とす
  5. 水気を完全に乾かして戻す

※汚れ具合によって中性洗剤を重曹ペーストやセスキ、アルカリ電解水に置換えましょう。強力になるほど製品の注意書きはしっかり見てくださいね。

メーカー公式でも、ファンの汚れが落ちにくい場合は中性洗剤を溶かしたぬるま湯で油汚れをゆるめる方法が紹介されています。

ただし、60℃以上の熱い湯はやけどや樹脂部品の変形につながる恐れがあるため避ける案内があります。熱湯で一気に! は、やりたくなるけど待った案件です。

裏ワザ5:落ちない汚れをガリガリ削らない

レンジフード掃除で、私が自分を褒めたいのはここです。落ちない汚れがあっても、ガリガリ削らなかったこと。

過去にシンクを無理くり磨いて傷だらけにした黒歴史があるんです。あのときの私は、汚れと戦っているつもりで、素材本体を攻撃していました。

完全に味方を殴ってる。だからレンジフードでは、頑固な汚れに出会っても冷静に考えましたw。シロッコファンなどは、表から見えない部品でも大事に扱おうと。

油汚れは、時間がたつほど落ちにくくなります。でも、落ちないからといって金属たわしや硬いヘラで削ると、塗装が傷ついたり、表面に細かいキズが入ったりします。

そこにまた油やホコリが入り込むと、次の汚れがつきやすくなることも。掃除しているのに、未来の自分にトラップを仕掛ける感じです。

落ちにくい汚れに出会ったら、順番はこうです。

  1. 中性洗剤でゆるめる
  2. ぬるま湯で浸け置きできる部品は浸け置きする
  3. やわらかいスポンジやブラシで落とす
  4. それでも無理なら素材確認のうえで洗剤を変える
  5. 変色・サビ・塗装劣化の可能性も考える

「落ちない=まだこすり足りない」とは限らないんです。ここ、意外と陥りやすいところ。汚れではなく、素材側の変化という場合もあります。完璧を追いすぎないほうが、きれいを長く保てます。

油汚れ対策は洗剤選びで失敗しないのがコツ

毎日の掃除は中性洗剤で十分なことが多い

レンジフード掃除というと、強力なアルカリ洗剤や専用洗剤を思い浮かべるかもしれません。

でも、毎日の軽い油膜なら中性洗剤で十分なことが多いです。私も以前は、セスキやアルカリ電解水の出番が多めでした。

初回の油汚れが厚かったので、「普通の洗剤じゃ無理でしょ」と思い込んでいたんです。でも、ルーティンを続けて新しい油汚れが固着しなくなった今は、日々の掃除は中性洗剤でまわっています。

中性洗剤のよさは、扱いやすさです。洗浄力が強すぎないぶん、日常的に使いやすく、レンジフードの表面や塗装に対しても比較的穏やかに使えます。

パナソニックの手入れ情報でも、レンジフードの汚れはぬるま湯で薄めた台所用中性洗剤を含ませた布で拭き、その後に水拭き、から拭きをする流れが案内されています。

毎日掃除の洗剤選びは、こう考えると迷いにくいです。

  1. ベタつきが軽い:水拭きまたは薄めた中性洗剤
  2. 油膜が残る:中性洗剤を少し濃いめにする
  3. 古い油汚れ:素材確認後にセスキやアルカリ電解水を検討
  4. 変色が不安:目立たない場所で試す

洗剤を強くする前に、頻度を上げる。これが私の結論です。強い武器を買うより、敵が弱いうちに倒すほうがラクなんですよね。

セスキとアルカリ電解水は「初回の厚い油汚れ」向き

セスキやアルカリ電解水は、油汚れに頼れる液体たちです。

特に、前の住人が残したような厚めの油汚れ、長年積もったベタベタ、フィルターやシロッコファンの古い汚れには、弱アルカリ性の力を借りたくなります。

私も初回はセスキを使いました。シロッコファンやフィルターを浸け置きし、どうしても残る汚れには後日アルカリ電解水も使いました。あのときは完全・完璧に油汚れ(黒っぽいところ)を除去するモードになってましたw。

ただし、セスキやアルカリ電解水を万能扱いするのは危険ですね。油汚れに向いていても、すべてのレンジフード素材に向いているわけではありません。アルミや塗装面には負担が出る場合があります。

三菱電機系の情報でも、アルカリ性洗剤はアルミを傷めたり、塗装のはがれや変色につながったりする恐れがあるため、取扱説明書を確認するよう案内されています。

使うなら、いきなり全面に使わず、次の流れが安心です。

  1. 取扱説明書で使える洗剤を確認する
  2. 目立たない場所で試す
  3. 長時間放置しない
  4. 使用後は水拭きで洗剤分を残さない
  5. 最後にから拭きする

セスキやアルカリ電解水は、頼れる助っ人です。でも、主役にするのは「ひどい汚れの初回」くらいでいいと感じています。

洗剤の混ぜ使いは絶対にノリでやらない

掃除中にありがちなのが、「これで落ちないなら、あれも足してみる?」という発想です。

かなり以前の私は台所で化学実験を始めそうな勢いで、なんか色々試してた記憶があります。

でもでも、洗剤は混ぜれば強くなるわけじゃぁないんです。むしろ危険な組み合わせがあります。特に塩素系の洗剤と酸性タイプの製品は、有害な塩素ガスが出る危険があるとして、消費者庁の表示規程でも注意表示の対象になっています。

レンジフード掃除では、油汚れ対策として中性洗剤、セスキ、アルカリ電解水を使う場面があります。

なんか黒ずみが残ってる…と、そこに焦げ落とし、カビ取り剤、漂白剤、酸性洗剤などを勢いで足すのはやめましょう。特にキッチンまわりは洗剤の種類が多く、うっかり別ジャンルの洗剤を持ってきやすい場所なんです。

安全に掃除するためのルールはこの3つです。

  1. 洗剤は同時に複数使わない
  2. 別の洗剤に変える前に水拭きで前の成分を取る
  3. 必ず換気し、手袋を使う

「早く落としたい」と思うほど、判断が雑になっちゃいますね。洗剤を変える使う前に一回手を止めましょう。そして”知っていても”成分等を確認しましょうね。ここは本当に守ったほうがいいです。

パーツ別に見るレンジフード掃除の簡単なやり方

『整流板』は表より裏がベタつきやすい

整流板は、レンジフードの中でも掃除の成果が見えやすいパーツです。表面がきれいだと、キッチン全体がすっきり見えます。

でも油汚れがたまりやすいのは、当然ながら裏側です。

表は毎日目に入るので拭きやすいのですが、裏は開けないと見えません。見えない汚れは育ちやすい。いや、本当に油汚れって忍者みたいですよね。

私の場合、毎日の基本掃除では整流板表面を拭きます。そして油料理後や日曜の夜には、整流板を開けて裏も拭きます。

整流板掃除の流れは次の通りです。

  1. 表面のホコリや油膜を拭く
  2. 整流板を開ける、または外す
  3. 裏側に中性洗剤をなじませる
  4. やわらかいクロスで拭く
  5. 水拭き、から拭きで仕上げる

私は止め金具を曲げた過去があるので、ここだけは毎回ちょっと慎重です。本来は簡単に開くはずなのに、曲がった金具のお陰で一手間かかる状態になっちゃってます。

あなたには同じ道を歩いてほしくないので、開閉部分は力任せにしないでいきましょう。

『フィルター』は目に沿ってやさしく洗う

フィルター掃除でやりがちなのが、汚れを落とそうとしてゴシゴシこすることです。気持ちはわかります。あの網目に油が入り込んでいるのを見ると、つい力が入りますよね。

でもフィルターは柔らかく変形しやすいものもあります。目に逆らってこすったり、硬いブラシで攻めたりすると、形がゆがむ可能性があります。掃除したのに取り付けにくくなったら、泣くに泣けません。

フィルターは、週1回の掃除なら中性洗剤で十分落ちやすいです。ぬるま湯に中性洗剤を溶かし、少しなじませてから、スポンジややわらかいブラシで目に沿って洗います。

LIXILの公式情報でも、フィルターは中性洗剤を溶かしたぬるま湯に浸け、目に沿ってやさしく汚れを落とす流れが案内されています。洗った後は洗剤をしっかり流し、水気を取ってから戻すのが安心です。

手順はこの順番です。

  1. フィルターを外す
  2. ぬるま湯に中性洗剤を溶かす
  3. フィルターを浸ける
  4. 目に沿ってやさしく洗う
  5. すすいで水気を取る
  6. 完全に乾いてから戻す

汚れが軽いうちは、掃除時間も短く済みます。週1回のフィルター掃除は面倒に見えて、実は年末の自分を救う保険です。

『シロッコファン』は無理に毎月やらなくていい

シロッコファン掃除は、レンジフード掃除の中でもハードルが高めですよね。なにしろ”内部の部品”ですし、外す手間、浸け置きする場所、乾かす時間、戻す作業。どれも地味に面倒なんですよ。

だから私は、シロッコファンは毎月ではなく年3回にしています。4月〜GW、9月、年末。このタイミングなら、住居全体の大掃除とセットにしやすく、気持ちのスイッチも入りやすいです。

シロッコファンを外すときは、まず取扱説明書を確認します。メーカーや機種によって外し方が違うので、「たぶんこう」で進めるのは危険です。

ファンは中性洗剤を溶かしたぬるま湯で浸け置きし、油汚れをゆるめてから洗います。頑固な油汚れにアルカリ性洗剤を使う場合は、塗装がはがれないか、素材に使えるかを確認してから。

メーカー公式でも、アルカリ性洗剤は使用上の注意を読み、塗装への影響を確認する流れが案内されています。

年3回の掃除で意識しているのは、次の3つです。

  1. 外す前の全体と外した部品を撮影する
  2. ネジや部品をなくさないよう容器に入れる
  3. 完全に乾かしてから戻す

正直頻度は、汚れ具合によります。毎日油料理をしていれば、汚れがつきやすく厚くなりがちです。年3回を確実に続けるほうが私には合っていますが、最初の1年では頻度も洗剤も色々やりました。

頻度はあなたの生活パターンにあわせて設定してくださいね。

掃除がラクになる年間ルーティンの作り方

4月〜GW・9月・年末に分けると年末だけ苦しまない

大掃除というと年末のイメージが強いですが、全部を12月に背負うと本当にしんどいです。寒い、忙しい、日が短い。その中でレンジフードの油汚れと向き合うなんて、修行ですか? と言いたくなります。私は住居全体の大掃除を、4月〜GW、9月、年末の年3回に分けて6年ほど続けています。これがレンジフードにもかなり効きました。

4月〜GWは気温が上がってきて、油汚れもゆるみやすい時期です。9月は夏の調理汚れをリセットするタイミング。年末は仕上げと確認。この3回に分けると、年末の負担がかなり軽くなります。掃除をためないことで、汚れそのものも薄くなり、作業時間も短くなっていきました。最初の1年はまだ残った油汚れに納得できない部分もありましたが、続けるうちに「今回はラクだな」と感じる回数が増えました。

年間ルーティンは、こんな形で組むと動きやすいです。

  1. 4月〜GW:冬から春の油汚れをリセット
  2. 9月:夏の調理汚れをリセット
  3. 年末:最終チェックと軽めの大掃除

年末だけ頑張るより、季節ごとに小分け。掃除も家計も、分割払いのほうが気持ちがラクなんですよね。

毎日の掃除は「片付けの最後」にくっつける

掃除を習慣にするコツは、やる気に頼らないことです。やる気って、本当に気まぐれですから。来る日もあれば、どこかに旅立ったまま帰ってこない日もあります。だから私は、レンジフードの毎日掃除を「調理後の片付けの最後」にくっつけています。コンロを拭く、シンクを整える、その流れでレンジフードをひと拭き。新しい行動として増やすのではなく、すでにある行動に乗せる感じです。

毎日掃除の範囲は、最初から広げすぎなくても大丈夫です。整流板の表面とレンジフード手前だけでも効果はあります。慣れてきたら、側面、フチ、スイッチ周りまで広げる。私は今では基本掃除として見える所をかなり拭きますが、最初から「全部やらなきゃ」と思うと続きません。あなたの生活リズムに合わせて、最低ラインを決めるのがおすすめです。

続けやすい最低ラインはこの3つです。

  1. 整流板の表面
  2. レンジフード手前のフチ
  3. 油ハネが見える部分

これだけでも、油膜の育ち方は変わります。完璧な掃除を週1回より、ゆるい掃除を毎日。レンジフードにはこの考え方が合っています。

日曜夜の週1掃除で「見えない汚れ」を回収する

毎日の掃除では、見える所が中心になります。だからこそ、週1回は見えない所を回収する日を作ります。私の場合は日曜の夜です。油料理をしていなくても、必ず整流板を開けて裏側とフィルターを掃除します。ここを固定しておくと、「そろそろやらなきゃ」と考える時間が減ります。掃除で地味に疲れるのは、作業そのものより、やるかやらないか迷う時間だったりします。

日曜夜にしているのは、整流板裏の拭き掃除、フィルターの洗浄、レンジフード内部で手が届く範囲の確認です。汚れが軽ければ中性洗剤で十分。油膜が少し気になるときだけ、洗剤をなじませる時間を長めにします。週1回見ていると、汚れの変化にも気づきやすいです。「今週は炒め物が多かったな」「フィルターがいつもよりベタつくな」と、料理内容とのつながりも見えてきます。

週1掃除の固定化には、次のようなメリットがあります。

  1. 油汚れが厚くなる前に落とせる
  2. 年3回の深い掃除が軽くなる
  3. 異音や部品の違和感に気づきやすい
  4. 年末の大掃除が怖くなくなる

日曜夜の10分が、年末の自分への差し入れになります。未来の自分、かなり喜びますよ。

レンジフード掃除でよくある失敗と注意点

失敗1:強くこすりすぎて傷をつける

うぉー! 落ちない! となったとき、人はなぜ硬いスポンジを握ってしまうのか。

私も過去にキッチンシンクでやりました。無理くり磨いて、傷だらけ。掃除してきれいにするはずが、素材にダメージを入れるという本末転倒です。

その黒歴史があるから、レンジフードのみならずガリガリ削らないようにしています。落ちない汚れを見ると手がうずくんですけどね。そこは我慢。

レンジフードの表面やフィルター、ファンには、塗装やコーティングがある場合があります。強くこすったり、研磨力のある道具を使ったりすると、表面にキズが入ることがあります。

キズが入ると、そこに油やホコリが入り込みやすくなり、次の掃除がさらに面倒になることも。つまり、今日の力技が未来の自分を苦しめる事になっちゃうんです。

落ちない汚れに出会ったら、次の順番で試します。

  1. 洗剤をなじませる
  2. 浸け置きできる部品は時間を置く
  3. やわらかいスポンジで落とす
  4. 無理なら一度乾かして状態を見る
  5. 変色やサビの可能性も考える

「汚れを落とす」だけでなく「傷を増やさない」ことも掃除のうちです。ここを心がけておくと、レンジフードを長くきれいに保ちやすくなります。

失敗2:熱湯や強い洗剤で一気に落とそうとする

油汚れを見ると、熱いお湯と強い洗剤で一気にいきたくなります。気持ちはわかります。強い火力でチャーハンを仕上げるみたいに、掃除も一気に決めたい。

でもレンジフード掃除でそれをやると、部品の変形や塗装へのダメージにつながる場合があります。特に樹脂部品があるパーツや、塗装された金属部分は要注意です。

LIXILの公式情報では、フィルター掃除で60℃以上の熱い湯は使わないよう案内されています。やけどや樹脂部品の変形の恐れがあるためです。また、頑固な汚れにアルカリ性洗剤を使う場合も、洗剤表示や塗装への影響を確認する流れが紹介されています。

一気に落としたいときほど、次のチェックを入れましょう。

  1. お湯はぬるま湯にする
  2. 洗剤の表示をちゃんと読む
  3. 取扱説明書で使える洗剤を確認する
  4. 目立たない場所で試す
  5. 長時間放置しすぎない

洗剤を知っていて、汚れとの相性も知っている。でも、陥りやすいのは5番の”長時間放置しすぎない”ことです。

浸け置きなども長い時間置くほど効果ありそうですが、失敗すると金属の輝きも、塗装も、心も失いかねません。掃除は強さより相性です。

失敗3:完璧を目指しすぎて続かなくなる

最初に気合いを入れすぎて、毎回フル分解、毎回ピカピカ、毎回完璧を目指す。でも、思ったように汚れが落ちない。そして疲れてやらなくなる…。掃除あるあるです。

私も最初の1年くらいは、年3回掃除してもまだ落ちきっていない油汚れがあって、なかなか納得できませんでした。サビかも……と疑ったり、いろいろ調べたり、考え込んだり。今思うと、油汚れ相手にかなり真剣でした。

でも、続けてわかったのは、レンジフード掃除は一回で完璧にするより、汚れを増やさない方がラクだということです。初回の汚れが残っても、新しい油汚れを固着させなければ、全体としては少しずつ整っていきます。

もちろん、うちのレンジフードも新品には戻っていません。でも今は、それなりにきれいをキープできていて、大方満足しています。この「大方満足」が家事ではかなり大事なんですよね。

続けるための基準は、こんな感じで十分です。

  1. 毎日は見える所だけでも拭く
  2. 週1回は整流板裏とフィルターを確認
  3. 年3回だけシロッコファンまでやる
  4. 落ちない汚れは無理に削らない
  5. 前回よりラクなら成功

完璧な1回より、続く70点。レンジフード掃除では、このくらいのゆるさが長持ちします。

まとめ

レンジフード掃除を簡単にする裏ワザは、特別な洗剤を大量にそろえることではありません。

油汚れを育てない仕組みを作ることです。

毎日、調理後の片付けついでに整流板表面やレンジフードボディをひと拭きする。週1回、整流板を開けて裏側とフィルターを掃除する。油料理をした日は、できればその日のうちに整流板裏まで拭く。そして年3回、4月〜GW、9月、年末にシロッコファンの浸け置き掃除と内部の拭き掃除をする。

この流れができると、年末の大掃除はかなりラクになります。

洗剤は、汚れの段階で選びます。日々の軽い油膜なら中性洗剤で十分なことが多く、初回の厚い油汚れや古いベタつきには、素材を確認したうえでセスキやアルカリ電解水を検討します。

ただし、強い洗剤や熱湯、硬い道具で一気に落とそうとするのは注意が必要です。

塗装はがれ、変色、部品の変形、キズにつながる場合があります。洗剤を混ぜるのも絶対にノリでやらない。ここは本当に、掃除のテンションとは別枠で冷静にいきましょう。

私自身、最初は前住居者が残した厚めの油汚れに「げっ!」となりました。セスキで浸け置きし、アルカリ電解水も使い、どうしても落ちない部分にモヤモヤした時期もあります。

でも、ガリガリ削らなかったのは自分を褒めたいところです。シンクを傷だらけにした黒歴史が、ここで役に立ちました。人生、どこで伏線回収されるかわかりませんねw。

あなたも、いきなり完璧を目指さなくて大丈夫です。まずは今日の調理後、整流板の表面をひと拭き。そこから始めてみましょう。

レンジフード掃除は、気合いの大掃除より、地味なルーティンのほうが結局勝ちます。未来のあなたが「よくやった、過去の私」と言ってくれるはずですよ。

最後まで、お読みいただきまして、ありがとうございました。

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