キッチンの排水口つまりは自分で直せる?簡単な対処法6選

キッチン 排水溝 つまり 自分で

キッチンで皿洗いしている最中に、下に目をやると水がスーッと流れていかないのに気づく。シンクの底にじわじわ水位が上がってきて、「あれ?」ってなる…。

水を止めればそのうち引いていくけど、たまに排水口から「ゴボゴボッ」みたいな音がする。あれって、地味に不気味じゃありませんか?

こうなると「これは詰まるな…」と思い、「そうなったらどうする??」て不安になりますよね。

結論から言っちゃいますと、キッチンの排水口つまりが軽度なら、ゴミ受けの掃除、外せる部品の洗浄、ぬるま湯、市販のパイプクリーナー、ラバーカップあたりで大体なんとかなります!

業者がやるような排水管をバラしたり、シンク下の接続部分を外したりする必要はありません。てか、出来ません。

ただ、詰まりの原因や場所によって対処方法は変わってくるんです。

食べ物のカスがゴミ受けに溜まってるだけなら手でつまみ出せば終わりですが、排水管の奥に油汚れやヘドロがガッツリ層になってる場合、表面だけ掃除しても意味がありません。

私自身、以前住んでいたアパートで、キッチンの水がなかなか流れなくなった経験があります。パイプ用洗浄剤を流し込み、大家さんから借りた「スッポン」も何度も使いました。

多少流れは良くなったものの、「なんかまだ詰まっているような気がする……」というモヤモヤが残る結果に。

この記事では、その経験も踏まえつつ、難しい作業を避けて自分で試せる6つの対処法を、簡単なものから順番に紹介していきます。

作業中に排水管を傷めたり、洗剤の使い方を誤ったりしないための注意点も解説するので、安全にできる範囲を見極めながら進めてみてください。

目次

結論!キッチンの排水口つまりを自分で直す6つの対処法

キッチンの排水口の流れが悪いときは、次の順番で対処していきます。いきなりメインイベントから使うと、そのぶん失敗したときのダメージもデカいので、ここは順番が命です。

割と気軽にやれるやつが多いんですね。

順番対処法向いている状態難易度
1見える生ゴミや異物を取り除くゴミ受け周辺に汚れがあるとても簡単
2ゴミ受けや防臭部品を洗うヌメリや油汚れが目立つ簡単
3ぬるま湯をまとめて流す軽い油汚れが疑われる簡単
4パイプクリーナーを使う排水管内のヌメリや油汚れ簡単
5ラバーカップを使う水がゆっくり流れる部分つまりやや簡単
6ワイヤー式クリーナーを使う排水管の手前側に汚れがあるやや注意

最初は「見える範囲」から確認する

まず最初にチェックするのは、排水口の入口です。ここ、毎日目に入っているので意外と気にしない人多いんですが、実はここだけで解決するケースもけっこうあります。

排水プレートやゴミ受けに生ゴミが溜まっていると、それだけで排水できる面積がぐっと狭くなります。ゴミを取り除いたあと、少量の水を流して変化をチェックしてみましょう。

ここで流れが元に戻れば、排水管の奥までは詰まっていなかったということになるし、逆にゴミ受けを外しても水が流れにくいなら、防臭部品や排水管の中に汚れが溜まっている可能性が高いんです。

クリナップも、排水プレート、ゴミ受けカゴ、排水目皿、防臭パイプなど、取り外せる部品を順番に外して中性洗剤でお手入れする方法を案内してます。メーカー公式でも推奨してるのでまずはやってみる。ですね。

水が少しずつ引くなら完全閉塞の手前

水がまったく流れないわけじゃなく、数分待てば少しずつ引いていく。この状態なら、排水経路が完全に塞がれているわけじゃありません。まだセーフ、ギリギリセーフです。

ただし油断は禁物。排水管の内側に油汚れやヘドロがコツコツ積み重なって、水の通り道がどんどん細くなっている可能性があります。放置すればさらに汚れが付着して、最終的にはほとんど流れなくなることも。

これ、だいぶマズいパターンです。早めの掃除が肝心ですよね。

少量の水では流れるのに、洗い物で水量が増えると溜まる……なんて場合も、排水能力が落ちているサインだと思ってください。間違いないです。

6つの方法は簡単なものから順番に試す

まずは目に見えるゴミを取り除いて、外せる部品を洗う。それでも変化がなければ、ぬるま湯、パイプクリーナー、ラバーカップの順に進みます。

ワイヤー式クリーナーは排水管の奥に直接突っ込む道具なので、最後の切り札です。無理に押し込むと、汚れを奥へ追いやったり、排水ホースや接続部分を傷めたりする可能性があります。

焦って最終兵器から使うのはやめておきましょう。

キッチンの排水口がつまる原因とゴボゴボ音の正体

キッチンの排水口つまりって、大きなゴミ一発でドカンと起きるものだと思われがちですけど、実はそうとも限らないんです。

毎日の調理や洗い物でちょっとずつ流れた油、食材の細かなカス、洗剤まじりのヌメリ。これが排水経路にコツコツ蓄積して、時間をかけて水の通り道を狭めていく。

積もり積もれば山となる、じゃないですけど、まさにそういう世界です。

油汚れに食べ物のカスが付着する

キッチンつまりの主犯格になりやすいのが、油や脂です。

フライパンや食器に残った油が排水口へ流れると、排水管の中で温度が下がって、粘りのある汚れとして内側にベターッと残ることがあります。そこに食材の細かなカスがくっつくと、層がじわじわ厚くなっていく。

一度に大量の油を流していなくても、毎日のちょっとずつの積み重ねが原因になる。これ、意外と気が付かないんですよね。

排水トラップにヌメリやヘドロが溜まる

排水口の下には、下水からの臭いや害虫を防ぐために水を溜めておく排水トラップってやつがあります。この溜まった水のことを「封水」と呼ぶんです。

キッチンによって構造は違って、お椀を逆さにしたような防臭部品を使う椀トラップとか、配管自体が曲がっているSトラップなんてのもあります。

水を溜める構造ってことは、当然トラップの曲がり部分やその周辺には汚れが滞留しやすい。そこに油、ヌメリ、食材のカスが重なると、水がスムーズに通れなくなります。

パイプクリーナーで溶かせないものもある

市販のパイプクリーナーは、排水管に付着したヌメリや髪の毛、油汚れを分解するための製品で、パイプマンは有名ですよね。(一部製品は製造中止に)

ただし、プラスチック片、木片、爪楊枝、キャップみたいな固形物は基本的に分解できません。ライオンも、パイプ用洗浄剤では固形物を分解できず、トラップや配管の曲がり部分に異物があると流れが改善しないことがあると説明してます。

「薬剤をたくさん入れれば何でも溶ける」なんて思わずに、まず落としたものに心当たりがないか確認してくださいね。

私は昔、スプーンを落としてことがあります。上から覗いても見えないので、当然救うことは出来なかったです。

ゴボゴボ音だけでつまりとは断定できない

排水口のゴボゴボ音、あれは水と一緒に空気が動くことで発生するんですね。

排水管が汚れの蓄積で狭くなっていると、空気がスムーズに抜けられず、ゴボゴボ音が鳴りやすくなる。とはいえ、一度に大量の水を流したときに空気を巻き込んで音が出ているだけなら、必ずしも異常じゃありません。

クリナップの取扱説明書でも、水量が多いと空気を巻き込んで音がする場合があるって案内されてます。

判断するときは音だけじゃなく、こういう症状も一緒にチェックしましょう。

  • 以前より明らかに水の引きが遅い
  • 少量の水でもシンクに溜まる
  • 排水口から臭いがする
  • ゴボゴボ音が以前より増えた
  • 水を止めても引くまで時間がかかる

音と排水不良、この二つが同時に起きているなら、つまりを疑ったほうがいいですね。

キッチンの排水口つまりを自分で直す簡単な対処法6選

作業前にはゴム手袋を着用して、シンク下や床に水漏れがないかもチェックしておいてください。準備は舐めちゃダメです。

パイプクリーナーをすでに使用している場合は、製品表示に従って十分な水で流し、薬剤が残っていない状態にしてから次の作業へ進みましょう。洗剤や薬剤の重複使用は注意が必要です。

対処法1.見える生ゴミや異物を取り除く

まず、排水プレートやゴムカバーとゴミ受けを外します。

ゴミ受けに溜まっている生ゴミ、野菜くず、米粒なんかを取り除いてください。排水口ネットを使っているなら、ネットの目がヌメリや油で塞がれていないかもチェック。

ゴミを取り除いたら、少量の水を流してみます。

ここで流れが改善したなら、ゴミ受け周辺の目詰まり、もしくは生ゴミの溜まりすぎが主犯です。一件落着。変化がなければ、もう一段奥を掃除していきましょう。

ちなみに作業中に爪楊枝、ペットボトルのキャップ、スプーンなんかを見つけたら、排水管へ落とさないよう手で回収してくださいね。「さらに奥に落下」は洒落になりません。

対処法2.ゴミ受けと取り外せる防臭部品を洗う

排水口の部品を、取扱説明書に書かれている範囲で取り外します。

だいたい次のような部品があるはずです。

  • 排水プレートやゴムカバー
  • ゴミ受けカゴ
  • 排水目皿
  • 防臭ワン
  • 防臭パイプ

外した部品には食器用の中性洗剤をつけて、柔らかいスポンジや使い古しの歯ブラシでヌメリを落とします。排水トラップ本体も、手が届く範囲だけ柔らかいブラシで掃除しましょう。

ここで硬い金属ブラシでゴシゴシやると、傷がついて、その傷にまた汚れが溜まりやすくなります。クリナップも、排水トラップに傷をつけないよう柔らかいブラシやスポンジを使う方法を案内してるので、優しく丁寧にが正解です。

掃除が終わったら部品を正しい位置や向きに戻して、水を少しずつ流して漏れがないか確認してください。

対処法3.40〜50℃程度のぬるま湯をまとめて流す

軽い油汚れが疑われるなら、ぬるま湯の出番です。

排水口に丸めたタオルなどで栓をして、シンクに40〜50℃くらいのぬるま湯を少し溜めます。その後タオルを引き抜いて、ぬるま湯を一気にドバッと流す。

温めて軽い油汚れをやわらかくしつつ、まとまった水の勢いで押し流すという作戦です。ただし、固まった油汚れや固形物を確実に取り除ける方法ではないので、過度な期待は禁物です。

ここで注意。熱湯は絶対に使わないでください。 排水部品や配管には樹脂が使われていることが多く、高温で変形したり水漏れにつながったりします。

タカラスタンダードのキッチン取扱説明書でも、熱湯によって排水器具が変形し、水漏れの原因になると注意されてます。良かれと思ってやったことが、余計な出費を生む……なんてシャレになりません。

40〜50℃というのは、この記事で安全側に設定した目安です。お使いのキッチンメーカーの取扱説明書に温度指定があれば、そちらを優先してくださいね。

対処法4.市販のパイプクリーナーを表示どおりに使う

ぬるま湯でも変化がなければ、キッチンの排水管に使えるパイプクリーナーの出番です。

まず排水口のゴミを取り除いて、製品によっては防臭ワンなどを外し、排水管の入口に薬剤を注ぎます。使用量と放置時間は、必ず容器の表示どおりに。 ここで我流を出すと痛い目にあいます。

ジョンソンのパイプユニッシュや花王のパイプハイターでも、排水口のゴミを除去してから薬剤を注いで、指定時間経過後に十分な水で流す方法が案内されてます。長時間放置を推奨していない製品もあるので、そこは要チェックです。

「量を多くすれば」「一晩放置すれば」効果が上がる……なんてことはありません。むしろ長く置きすぎると、溶けた汚れが別の場所で滞留することもあります。頑張りすぎると裏目に出る、これも家事あるあるです。

使用中は換気をしっかりして、ゴム手袋も着用。別の洗剤、酢、クエン酸を追加するのは絶対NGです。

ちなみに、私が過去に使った「パイプマン」は当時たまたま手元にあった製品でして。ライオンの「ルック パイプマン」シリーズは2025年9月で製造終了してるので、今店頭にある別製品の用途と注意表示は自分の目で確認してくださいね。

対処法5.キッチン用のラバーカップでつまりを動かす

薬剤でも大きな変化がないなら、ラバーカップの出番です。

ラバーカップは「ズッポン」「スッポン」なんて呼ばれる、あの道具です。キッチンには、先端に出っ張りのない、お椀型の排水口用を選んでください。トイレ用とは形が違う場合があるので、購入時に用途を確認しましょう。

使い方はこんな感じです。

  1. 排水口の取り外せる部品を外す
  2. カップの縁が浸かる程度の水を溜める
  3. 排水口にカップを密着させる
  4. ゆっくり押し込む
  5. 勢いよく引く
  6. 数回繰り返して水の流れを確認する

ポイントは、強く押し込むことじゃなくて、密着させて素早く引くこと。 カップ内の水と圧力差で、こびりついた汚れを揺さぶって動かすイメージです。

私が以前住んでいたアパートで使ったときも、何度か繰り返すと最初より流れが良くなった印象がありました。ただ、完全に元通りになったとまでは感じませんでしたね。

ちなみにそのラバーカップ、大家さんから借りたものだったんですが、作業後に「普段はトイレで使ってる」と聞いてげっ!となりました。衛生面を考えると、キッチン専用のものを一本用意しておくのがおすすめです。

対処法6.ワイヤー式パイプクリーナーを慎重に使う

排水管の入口より奥に汚れがありそうなら、ワイヤー式パイプクリーナーという選択肢があります。

先端にブラシやらせん状の部品がついた、排水管掃除専用の製品を選んでください。太い針金や針金ハンガーを自作して突っ込む……なんてのは、配管を傷つけたり途中で引っかかったりする可能性があるので絶対やめましょう。これはもう、正義もヘッタクレもあったもんじゃないです。

ワイヤーを入れるときは、少しずつ回転させながら進めます。軽い抵抗なら汚れに当たっている可能性がありますが、強くぶつかる感触があれば配管の曲がり部分かもしれません。

力任せに押し込まず、こんな状態になったら即中止です。

  • 急に動かなくなった
  • ワイヤーが戻らない
  • 配管が動く
  • シンク下から水が漏れた
  • 硬い固形物に当たる
  • 配管の構造がわからない

排水管用ブラシで掃除する場合も、基本は手が届く上部までにとどめておいてください。細いブラシや道具そのものを排水管内へ落とさないよう、くれぐれも注意です。

パイプマンとスッポンを試した私の排水口つまり体験

ここからは、私が以前住んでいたアパートで実際に経験した、キッチンつまり事件をお話しします。

今振り返ると、表面のゴミだけじゃなく、排水トラップの奥に長年の汚れがガッツリ蓄積していた可能性が高かったなと思ってます。

洗い物の水が少しずつしか引かなくなった

当時、キッチンの流しで洗い物をしていて、何となく「あれ、水流れない??」と気付いたんです。水を使い続けるとシンクの底に水が溜まって、水を止めて様子を見ると少しずつ水位が下がっていく。

完全に流れないわけじゃない。でも、明らかに以前より遅い。

「これ、詰まってるよね……」と確信したのは、まさに水がじわじわ引いていく様子を見た時でした。問題発生の瞬間ってやつです。

パイプマンをドボドボ入れても劇的には変わらなかった

そのとき、洗濯機の防水パンの排水口掃除用に買ってあったパイプマンが手元にありました。

じゃあこれ使ってみるかと、キッチンの排水口にも薬剤をドボドボ流し込んで、しばらく様子を見ました。……が、期待してたほど劇的な改善はなかったんです。そう来たか…。

今考えると、原因はいくつか思い当たります。

  • 汚れの層が厚かった
  • 汚れがパイプマンが届きにくい場所にあった
  • ヘドロ以外の異物が混ざっていた=スプーンとか箸とか
  • 排水トラップの曲がり部分に汚れが溜まっていた

パイプクリーナーは万能選手じゃありません。液体が触れたヌメリや油汚れには効きますが、固形物や厚く固まった堆積物までは、必ずしも除去しきれないんです。

大家さんのスッポンで流れは少し改善した

パイプマンであまり変わらなかったので、当時の大家さんからラバーカップ、いわゆる「スッポン」を借りてきました。

排水口に当てて何度もスッポンスッポンやってると、最初より流れが良くなったように感じました。たぶん、排水経路を狭くしていた汚れが圧力の変化で動いて、一時的に水の通り道が広がったんでしょう。

ただ、「完璧!」って感覚じゃなかったんです。水は流れるようになったけど、絶好調の状態と比べると、まだどこかに何か残ってる気配がある。そんな感じでした。

太めの針金を入れると何かに埋もれる感触があった

当時の排水管は、シンク下でS字状に曲がるSトラップでした。

試しに太めの針金を奥まで入れてみたら、何か柔らかいものにズブズブ埋もれていくような手応えがあったんです。 何コレ!?、と思わず声が出ました。

今考えると、S字に曲がった部分に、油、食べ物のカス、ヌメリが混ざったヘドロ状の汚れがガッツリ溜まっていた可能性があります。

Sトラップは、配管の曲がった部分に封水を溜めて下水の臭いを遮る構造。その一方で、曲がり部分に汚れが滞留しやすいという弱点も抱えている作りなんです。

排水管の分解をやめた判断は間違っていなかった

Sトラップを分解すれば内部を直接掃除できそうだ、とは思いました。ヘドロも簡単に掻き出せそうだったし。

でも当時の私には配管の知識がゼロ。分解したあと元に戻せなかったり、接続部分から水が漏れたりすれば、床まで水浸しになる可能性があります。それはさすがに洒落になりません。

だから、自分でバラすのはやめました。笑

数年後、転職の合間に配管関係のアルバイトをした際、古い住居のSトラップを交換する経験をしたんです。そこで初めて、トラップ内にヘドロ状の汚れが積み重なり、つまりの原因になることを確信しました。

配管補修を経験して解ったんですが、パイプを繋ぐって順番など守らないと上手く接続できないんですよね。長さが微妙に合わなくなったりして。あの時、分解しなくてよかったと当時の自分に感謝。

LIXILも、キッチンのトラップにある封印部分を外すと水漏れの原因になるとして、利用者が外さないよう注意してます。素人が変に色気を出すと、だいたいロクなことになりません。

排水口つまりを悪化させるNG行動と注意点

自分で直そうとして、かえってつまりや漏水を悪化させる……なんてことも普通に起こります。次の点はやりがちなんですが、必ず確認しておいてください。

熱湯を一気に流さない

油汚れを溶かそうとして、沸騰したお湯を排水口へ直接流すのはやめましょう。

シンク下の排水ホースやトラップには、樹脂製の部品やパッキンが使われています。高温で変形や劣化が起きれば、つまり以上に厄介な水漏れに発展します。詰まりを直そうとして水漏れを呼び込むなんて、本末転倒もいいところです。

熱いゆで汁なんかを捨てる必要がある場合も、キッチンの取扱説明書を確認して、水を流しながら温度を下げるなど、メーカー指定の方法に従ってください。あ、カップ焼きそばとかもね。

塩素系と酸性の洗剤を混ぜない

パイプクリーナーには塩素系の製品があります。

塩素系洗浄剤と酸性タイプの洗剤が混ざると、有毒な塩素ガスが発生する危険があります。 酢やクエン酸も酸性なので、「洗浄力が上がりそう」なんて理由で一緒に使うのは絶対NGです。これは冗談抜きで命に関わります。

消費者庁は、一定条件で塩素ガスを発生する製品について、「まぜるな危険」などの注意表示を義務付けてます。日本中毒情報センターも、塩素系洗浄剤をほかの洗剤と混ぜたり、同時に使用したりしないよう注意を呼びかけてる。お役所もメーカーも口を揃えて言ってることなので、ここは素直に従いましょう。

別の洗剤へ切り替える場合も、先に使った薬剤を十分な水で流して、換気をしっかり行ってください。

薬剤が残ったままラバーカップを使わない

パイプクリーナーを注いだ直後にラバーカップを使うと、薬剤を含んだ水が顔や皮膚へ飛び散る可能性があります。

薬剤使用後は、製品表示に従って十分な水で流す。そのあと、排水口に薬剤が残っていないことを確認してからラバーカップを使ってください。

保護メガネやゴム手袋を着用して、顔を排水口の真上に近づけないことも大事です。

針金やワイヤーを力任せに押し込まない

ワイヤーが進まないとき、必ずしも大きな汚れに当たっているとは限りません。

排水トラップの曲がり、排水ホースの接続部分、配管の継ぎ目に当たっている可能性もあります。無理に押し込むと、配管に穴を開けたり接続をずらしたりするおそれがあります。

ワイヤーの先端が排水管内で引っかかって抜けなくなることも。手応えが強いなら、そこから先へ進めるのはやめておきましょう。

シンク下の排水管を安易に分解しない

排水トラップの分解は、見た目ほど簡単じゃありません。

元の位置へ戻したつもりでも、パッキンの向き、締め付け具合、部品の位置がちょっとでもずれると水漏れが起きます。古い部品だと、外したことをきっかけにパッキンが割れることもあります。

特に集合住宅だと、漏れた水が床下や階下へ広がる可能性があります。賃貸でこれをやらかしたら、正直かなりマズいことになります。

キッチンの排水口つまりを予防する方法

つまりが改善したあとは、同じ状態へ逆戻りしないよう予防しておきましょう。

食器やフライパンの油を拭き取る

油が付いた食器やフライパンは、洗う前にキッチンペーパーや不要な紙で拭き取ります。

すべての油を取り除く必要はありません。排水口へ流れる量をちょっとずつ減らすだけでも、排水管内に付着する汚れの量はグッと抑えられます。塵も積もれば……のことわざ、こういうところで効いてきます。

我が家では、油料理系で使った調理器具や食器は、必ず拭き取るようにしています。

ゴミ受けの生ゴミを毎日捨てる

ゴミ受けに生ゴミを長時間残すと、細かなカスが排水口へ流れやすくなって、ヌメリや臭いも発生します。

調理や洗い物が終わったら、その日のうちにゴミを捨てる。排水口ネットを使ってる場合も、目が詰まる前に交換しましょう。

ゴミ受けを外した状態で水を流すと、食材のカスや小物が排水管へ入りやすくなるので、掃除後は必ず元に戻してくださいね。

取り外せる部品を定期的に洗う

水の流れが悪くなってから慌てて大掃除するより、ゴミ受けや防臭ワンをこまめに洗うほうが、結局は楽です。

中性洗剤と柔らかいブラシでヌメリを落として、排水トラップも手が届く範囲だけ掃除する。もう簡単、これだけです。

排水口の部品は機種によって違うので、正しい取り外し方や清掃頻度は、お使いのキッチンの取扱説明書を確認してください。

水の引き方と音の変化を早めに見つける

つまりって、突然発生したように見えて、実は少しずつ進行していることが多いんです。

次の変化があったら、早めにゴミ受けや排水トラップを確認してみましょう。

  • 水が引くまでの時間が長くなった
  • 洗い物の途中で水が溜まる
  • ゴボゴボ音が頻繁になった
  • 排水口から油やヘドロの臭いがする
  • パーツを洗っても流れが変わらない

軽度の段階なら、今回紹介した簡単な方法で改善する可能性がグッと高まります。あなたも、こういう小さいサインを見逃してませんか?

まとめ|キッチンの排水口つまりは軽いうちなら自分で直せる

キッチンの排水口の流れが悪くなったとき、まずは、次の6つを簡単なものから順番に試してみてください。

  1. 見える生ゴミや異物を取り除く
  2. ゴミ受けや取り外せる部品を洗う
  3. 40〜50℃程度のぬるま湯をしばらく流す
  4. 市販のパイプクリーナーを表示どおりに使う
  5. キッチン用ラバーカップ(スッポン)を使う
  6. ワイヤー式パイプクリーナーを慎重に使う

水が少しずつ引く程度の軽いつまりなら、ゴミ受けの清掃やラバーカップで十分改善する可能性があります。

一方で、パイプクリーナーは固形物を溶かせませんし、ラバーカップも排水管内の汚れを完全回収できる道具ではありません。対処後に多少流れが良くなっても、すぐ再発するようなら、さらに奥に汚れが残っているサインです。

私が以前住んでいたアパートでも、パイプマンとスッポンで流れは改善したものの、完全には取り切れていない感覚がありました。後に配管の仕事を経験して、Sトラップの曲がり部分にヘドロが蓄積することを知り、あのときの違和感はおそらく間違ってなかったんだなと今では思います。

ただ、知識がない状態で排水管を分解しなかったこと、あれも正解だったと思ってます。自分でできる範囲は、取り外し方が明確な部品の掃除まで。ここを見極めるのが一番大事です。壊しちゃったら元も子もありません。

6つの方法を順番に試しても排水状態が変わらない場合に限り、賃貸なら管理会社や大家さんへ連絡して、必要に応じて専門業者に確認してもらいましょう。無理して自分でどうにかしようとするより、そのほうがよっぽど賢い選択です。

最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。

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