キッチンのシンクの臭いの原因と対策を全部まとめてご紹介

キッチンのシンクの臭いの原因はなに？ 対策はどうすればいいの？と疑問をお持ちのあなたへ。

この記事では気になる「原因→対策」をまとめてお伝えしますね。

台所に立つたびにフワッとくるあの臭い、あれった気持ちが沈むんですよね〜。

臭いの発生源はだいたい排水口やフタ裏、ワントラップの「ぬめり」を始めとして、封水切れやシンク下の防臭パッキン・防臭キャップ・ホース等の接続部の不具合、掃除で分解した排水口後部品の組み戻しの失敗などがあげられます。

臭いを感じたら、「どこを見て」、「何を使って」、「どう対処する」かを、手順を区切って具体的にまとめてみました。」

とりあえず必要なのは中性洗剤、塩素系または酸素系、排水管用洗浄剤と結構シンプルで入手も簡単かと思います。

うまく対応できたら次は再発を防ぐコツで、キレイと臭わないを長続きさせましょう。

また、どうやってもうまく行かない時の作業の見直しと専門業者へ相談する目安も用意していますよ。

読み終わったら、あなたの悩みのキッチンのシンクのいやな臭いも解消されていることでしょう！

キッチンシンクの臭いの原因はこれ！

キッチンのシンクのいや〜な臭いの原因は、ほとんどが次の項目に当てはまるんですよね。

特に１と２はダントツにあり得る原因になるので、まずはここから確認していきましょう！

また、いや〜な臭いにも種類があるので、嫌だけど嗅いでみて判断するのも大切です（汗

• 生ゴミっぽい → 「ぬめり」が最有力。ゴミ受け・フタ・ワントラップ周辺を疑いましょう。
• 下水っぽい →「封水切れ」か「接続部のズレやすき間」が原因の可能性大デスです。
• カビっぽい → 「ぬめり」や、「ゴム類の劣化」で臭いが残ることが多いとされています。

やはり手入れや掃除不足の「ぬめり」などの汚れによる場合が濃厚ですよね。

また、建物の構造であったり、しばらくキッチンを使わなかった場合などは、「封水切れ」が起こって臭いが上がってくる可能性あるんですよね。

このようにして原因を見極める 事ができれば、その後の対処法は決まってきますので、あとはやるだけです！

必要な洗剤や漂白剤、必要に応じて排水管用洗浄剤など用意できれば、あとは終わったも同然ですね。

希少ですがディスポーザーがあるお宅は、運転後にしっかり水を流す事とたまに掃除する習慣を守るだけ、臭いが落ち着くことが多いので覚えておいてくださいね！

ちなみに我が家で一番多いのは「ぬめり」でしたよ。排水口のゴミ受けは洗っているつもりでも、しっかり掃除してなかったんでしょうねｗ。真剣に洗うことを習慣化したら、それ以来はいや〜な臭いは感じなくなりました！！

キッチンシンクの臭いの原因の対策はこれだ！

前項では臭いの原因は、だいたい４パターンだよってお伝えしましたよね。

原因別に対処法も変わってくるので、ここではそれをまとめてみましたので、参考にしていただけると嬉しいです。

中性洗剤、塩素系漂白剤、酸素系漂白剤（または重曹＋クエン酸）、排水管用洗浄剤あたりがあるとバッチリです！

ぬめり：排水口・ゴミ受け・ワントラップの汚れ除去で臭いをシャットアウト！

おそらく、これが一番の原因になるのかなぁってのが私の印象です。

確認してしっかりお掃除してキレイさと無臭を手に入れましょう！

確認ポイント

• 排水口のゴミ受けの編み目、フタの裏、ワントラップ（お椀型）とそのフチにヌル付きがないか？
• 指先で触ると膜っぽい感触があるか？
• フタを外した瞬間に生ゴミっぽいにおいが立つか？

※チェックするのにも、どれも気持ち悪いですよね……

使うもの

• ゴム手袋、中性洗剤、歯ブラシや小さめブラシ、スポンジ、塩素系または酸素系漂白剤、キッチンペーパー

掃除の手順

1. まず溜まってるゴミは捨てます。
2. 中性洗剤で排水口のゴミ受け、フタの表裏や溝、ワントラップ（排水溝の底あたり）、排水口のフチをしっかり洗います。ここは油分をはじめ汚れた泡などが一気に集まるので、汚れもハンパないです。一見汚れてないように見えるのが罠です！
3. 洗ったのにまだ何となく臭うなら、塩素系、酸素系の漂白剤を製品ラベルどに書いてあるのを守って使います。
4. とにかくよく水で流す。外した部品はしっかり水切りしてから元に戻すと清潔が続くんです。

注意点

• 塩素系漂白剤とクエン酸などの酸性のものをは絶対に混ぜない。「混ぜるな危険」は絶対守ってくださいね！
• 必ず換気をして、お子さまやペットは近づけないこと。金属やゴム部分は洗剤や液剤の長時間の付着は傷みやすいので注意です。

封水切れ：下水っぽい臭いはこれでストップ！

建物の築年数や構造で、この症状になりやすい場合もあるようです。

確認ポイント

• しばらくキッチンを使っていないかも？　さっきシンクや桶に溜めた大量の水を一気に流したよね？
• 排水口の奥の方から「空洞っぽいようなコ゚ーって音」がしている

※水を流さな過ぎても流し過ぎても起こる可能性があります。

使うもの

• 水（コップ〜2Lほどと適当に）
• ラップ（長期の旅行などでキッチンをしばらく使わない時）

対処の手順

1. 排水口にゆっくり水を注ぐ（勢いよく流すと奥に引っ張られて水が溜まらない場合があります）。
2. 数分おいて臭いが落ち着くか確認します。
3. 乾燥しやすい時期は、家を空ける前後に❶のように水を注いで封水を作り直すといいですね。応急でフタの上にラップを敷いて封水の蒸発防止にちょっと役立ちますよ。

注意点

• どうやっても何度も封水が切れるなら、トラップ部品の不具合や通気不足の可能性があります。

効かない時の見直し

頻発するなら別の章（シンク下の防臭パッキン・防臭キャップ・排水ホースなどの接続部の劣化やズレ）もチェックしてみましょう。これで下水臭が上がっているケースも多いんです。

わたしが過去に住んでいたマンションはこれが頻発していて、しょっ中水を流して「封水の補給」が必要でした。それにゴーゴーと排水管の奥から聞こえてくる音も不気味で、変な虫とか這い上がって来るんじゃないかって心配しましたｗ。

掃除でバラした排水口部品の組み戻しの失敗や部材の破損

キッチンの排水口掃除にこだわりをお後の方はやりがちでしょうか。

部品をバラして細部までしっかり磨くのでキレイなのですが、部品を元に組み戻すのを失敗しちゃった時に、排水管の奥から臭いが上がってきてしまいます…。

確認ポイント

• ワントラップ（お椀型のトラップ）の向き違いやパッキンのはみ出し・噛み込みの甘さ
• ネジやリングの締め過ぎや緩み
• そもそも封水が溜まっている？

使うもの

• スマホ・カメラ：分解前に写真を撮っておくと安心です。
• 破損部品の代替：ひびや潰れがある場合は購入が必要になりますね。

組み込みの手順

1. もう一度落ち着いて分解し、部品を順番に並べてみる。
2. パッキンの状態を確認し、傷んでいれば新しいものに交換しましょう。
3. 写真を撮っているなら、それを見ながら正しい向きで組み戻しましょう。
4. 少し水を流して封水が溜まっているかの確認。においが止まっていれば成功です。

注意点

破損のもとになるので、分解・組み込みの際は力任せに取り扱わないことです。

効かない時の見直し

ちゃんと組んであって、部品割れや歪みなどを確認できない場合は、専門業者への相談を検討しましょう。

シンク下の防臭パッキン・防臭キャップ・排水ホースなどの接続部の劣化やズレ

長いこと住んでいると家のあちこちに劣化が見られます。

もちろん過酷な日々を送るキッチンの水回りは顕著に出やすいですよね。

確認ポイント

• シンク下の扉を開けた瞬間に臭いがする
• 床かた立ち上がっている排水管まわりで管とのすき間や、ゴム部品のひび割れ・硬化・変形見られる
• うっすら水が垂れたと思われる跡が残っている

使うもの

• 懐中電灯、軍手、中性洗剤、結束バンド
  よく見えるように懐中電灯で照らし確認しましょう。
  触ってみる場合は軍手などで手を保護してくだいね。漏水などで汚れているなら、一旦拭きましょう。
  応急修理用に結束バンドやビニールテープなどもあるといいかもです。

補修の手順：ヘタにいじって悪化させそうなら業者を呼びましょう！

あくまで経験や知識があって「自分でできるよ！」って方だけやってくださいね！！

1. 懐中電灯で差し込み部を観察。ゴムがズレていたらはめ直す。
2. 劣化が強い・サイズが合っていないなら交換。内径を測って近いサイズを選べばOK。
3. ホースは奥まで差し込み、結束バンドで軽く固定。
4. 周囲を拭き、少し水を流して漏れと臭いを確認。

注意点

• 力を入れすぎて無理やり扱うとと破損につながるのでじゅうぶん注意してください。

効かない時の見直し

専門業者のプロに相談一択です！

これもまた以前住んでいた古いマンションの話なんですが、床に延びている配管つなぎのゴム部品が固くなって歪みが発生して、そこからシンク下の収納に臭いが上がっていました。交換は無理なので、ビニールテープでぐるぐる巻きにして念には念の結束バンドで解消したことがあります。

再発防止のコツはこれだ！

臭い防止は日頃の簡単な手入れで可能なんですよね。

一度「大掛かりに掃除」したら、それ以降はキッチンを使用した最後に手間をかけない手入れを習慣づけると、結果的に楽になりますよ！

毎日の習慣にしよう

• 排水口のゴミ受けを洗う… ぬめりを生まない為に、食器などの洗い物の最後に中性洗剤でサッとこすってしっかりすすぎましょう。もちろん毎回「ゴミ」は取り除きますよ！
• 油は流さずに拭き取る… フライパンや鍋、食器の油はまずペーパーでひと拭きしてから洗うようにしましょう。
• 最後に数十秒の水を流す… 片づけの締めには、水をサーッと流して封水を補充させておきましょう。

週１回は必ずやりましょう

• ワントラップの裏までこすり洗い… ゴミ受けの更に先の部分を可能なら外して洗いましょう！油料理が少なくても１週間経つと結構ヌルヌルしています。。

以前、知人の家でご馳走になった時、唐揚げの油を排水口に流しているのを目撃して驚いたことがありました。油は季節によっては管の中で固まってラード化したりします。
現在わたしは油関係はいったんペーパーで拭き取ってから洗うようにしています。最初面倒でしたが慣れるとどってこと無いし、洗ってる時間も短縮できるのでいいですよ！
排水口内のトラップを外して洗うってのも習慣化（週間化）すると、これもどってこと無いのでぜひお試しあれ！って感じです。

色々やったがうまくいかない時は専門業者のプロに相談

ここまでの対処法でも、何だか臭いし解決してない！って感じたら、もはやプロの出番ですね。

ネットで検索すればワンサカ出てきますので、口コミなどを見つつ予算とも相談して依頼してください。

依頼時に自分が試した対処法などを伝えておくと、作業時間の短縮にもつながると思うので、一生懸命やった作業は無駄にはなりませんよ！

キッチンのシンクの臭いの原因と対策のまとめ

ここまでの要点を振り返ってみたいと思います。

キッチンのシンクの臭いは、1. ぬめり 2. 封水切れ 3. 掃除後の組み戻しミス 4. シンク下の接続部のすき間や劣化…このあたりが大多数の原因と思うんですね。

生ゴミっぽい、下水っぽい、カビっぽいなどの臭いの種類を手がかりにして、原因の場所を特定出来るんです。

そこを直接ケアできれば、臭いの悩みは解消できるのではと考えています。

それ以降は定期的な手入れをすることで、キレイと無臭を長続きさせることが出来ますね！

原因箇所の特定と対処法のまとめ

1. ゴミ受け→フタ→ワントラップを、各30秒こすり洗い。
2. においが強ければ、塩素系の泡を3〜5分だけあててからよくすすぐ。
3. 長く使っていなかった・下水っぽいなら、排水口へ水を1〜2Lゆっくり注ぐ。
4. シンク下を開けて防臭キャップの浮き・ホースの差し込みを目視→浮いていたら奥まで押し込む。
5. 流れが鈍い日だけ、排水管用洗浄剤を規定量→上限時間→大量の水で流す。

基本は「原因特定」できれば「対処法」がわかるので、まずはそこを掃除や補修で徹底的にケアしてあげましょう！

臭いが解消されたら、おめでとうございます！

あとは日々の簡単な手入れを持続できれば、キレイと無臭を手に入れることが出来ますので、がんばってください！

最後までお読みいただきまして、ありがとうございました！