人造大理石のシンクがくすんで見えたり、白いザラつきが残ったりすると、どう手入れしたらいいのか洗剤選びも不安になりますね。
ステンレスみたいに何でもOKとは言いにくいですし、こすり過ぎると見た目が悪化することもあるんですよね。
この記事では「普段は中性洗剤で十分」「気になる汚れだけ、段階的に洗浄強度を増す」を軸に、薄汚れの見分け方から、傷めにくい掃除の順番、さらにキレイを保つ毎日のケアまでまとめます。
本記事では人造大理石と表記します(※メーカーによって人工大理石表記の場合があります)。洗剤や道具のNGは、取扱説明書やシンク内の注意表示が最優先してくださいね。LIXIL FAQ
先にこれだけ(時間がない人はここだけ見て)
- 注意表示(シンク内シール/説明書)で「研磨剤・メラミン等の可否」を先に見る
- 台所用中性洗剤+柔らかいスポンジで全体を洗い、たっぷり水で流す(30秒〜1分)
- くすみ/白い膜/黒ずみのどれかに分け、必要なところだけ追加で落とす(同じ場所をこすり続けない)
- 最後に水気を拭き取って終了(乾いた布で20〜30秒)
※詳しい判断基準や失敗回避は本文で。
人造大理石シンクの薄汚れは「洗剤残り」か「水アカ」かを見分ける
このブログでも再三お伝えしいますが、薄汚れはだいたい「洗剤や油分の残り」と「乾いた水滴が積み重なったもの」に分かれるんですよね。
ここを見分けらると、余計にこすったりせずに済むんです。
見た目で分ける:くすみ/白い膜/黒い筋
全体がうっすらグレーなら、油分+洗剤残りが重なっていることが多いんです。
輪ジミみたいな白さが点々と増えているなら、水滴が乾いた跡が疑わしいです。黒い筋や点は、食材の色移りや、汚れがシンク表面の溝(傷)に残っているパターンが目立ちます。
まずは「どれが一番気になるか」を1つだけ決めてください。全部を一気に落とそうとすると、同じ場所をこすりがちになっちゃいます。
触って分ける:つるつる/ザラつき/ベタつき
指でなでて、ザラつくなら水滴由来の汚れが濃いことが多いですね。
逆に、ベタつきがあるなら油分や洗剤が残っている可能性大。つるつるなのに見た目がくもってる場合は、洗剤残りが薄く膜になっていることがあります。
これってどっちやねん?って時は、次の「水をかける」だけで差が出ますよ。
水をかけて分ける:水の広がり方で見える
シンクに水を流して、同じ場所だけ水が広がらずに弾いたり、まだらに乾きやすかったりするなら、表面に何かが残っている合図なんです。逆に、均一に濡れてゆっくり乾くなら、残留物は少ないって事になりますよ。
この時点では、さらなる強い洗剤は出しません。まずは次の章で「中性→必要なときだけ追加」の順番に乗せます。
洗剤は3段階で上げていくと失敗しにくい(中性→弱アルカリ→専用品)
人造大理石は「強い洗剤で一発で」がいちばん向かないです。
なので、まず中性洗剤で落とせる部分を落としましょう。それでも汚れが残ったところだけ段階的に洗浄強度を上げる方がムラも傷も増えにくくなるんです。
1段階目:台所用中性洗剤(毎回ここから)
普段の薄汚れは、中性洗剤で十分落とせる事が多いですね。
中性洗剤で全体を洗う工程を省いて強い洗剤を使うと、効き方が強く出て部分的に曇る(白く見える)ことがあります。
ここでやることはシンプルです。
- 中性洗剤をスポンジに少量つける(シンクに直がけしない)
- 全体をやさしくなで洗いする(同じ場所を強くこすらない)
- たっぷり水で流す(洗剤残りをゼロにする)
- 乾いた布で拭き上げる(水滴を残さない)
実は最後の拭き上げってのが結構重要で、これをやっておくと、汚れの再付着が遅くなるんですよ。
2段階目:弱アルカリ性洗剤(薄汚れ・皮脂っぽさ)
中性洗剤で洗ったのに、まだグレーっぽく見えるし触ると少しベタつく。
こういうときは油分が残っていることが多いので、弱アルカリ性の洗剤を“必要な場所にだけ”使ってみましょう。
ここでのコツは洗剤を「広げない」「長く置かない」となります。
まず用意するものはこのあたりです。
- 弱アルカリ寄りの台所用クリーナー(研磨剤なしのタイプが無難)
- やわらかい布かスポンジ(硬い面は使わないこと)
- キッチンペーパー(塗った洗剤を広げすぎないため)
使い方は、洗剤を布(またはペーパー)につけて、汚れが気になるところに当てて軽くなでてみます。
汚れが落ちてる感覚があれば、すぐに水で流して速攻で拭き上げます。
※掃除で活躍する研磨系の粉末やザラつくペースト(練状)は、細かい傷が増えることがあるので使いません。
3段階目:水アカは“メーカーの指示どおり”が安全
白いザラつき(乾いた水滴の跡っぽいもの)は、クエン酸などの酸性の成分が効く場合があります。
ただ、人造大理石は配合や表面仕上げがメーカーで違います。酸性系を使っていいかは、説明書や注意表示に合わせた方が安全です。
もし説明書が手元にないとかで判断がつかないときは、次の順が無難ですよ。
- 中性洗剤で洗う → しっかり水で流す → 拭き上げまでやる
- それでもザラつきが残るなら、「シンク材対応」と書かれた水アカ用(専用品)を選び、目立たない場所で短時間だけ試す
水アカは“洗剤の強さ”よりも、最後の拭き上げ(水気取り)で抑える事ができるんです。
専用品を使う前に、拭き上げをしっかりやって状態を確認してみてください。
人造大理石シンクの掃除は「こすらない時間」で決まる
人造大理石は、強くこすると表面に細かい傷が増えて、そこに汚れが入りやすくなるんですよね。
結果、落ちにくいくすみが残ったり、艶が褪せたように見えたりするのです。
キレイにするコツは「力」ではなく、「洗剤を当てる時間」と「動かす順番」です。
いきなりゴシゴシが危ない理由
汚れが落ちないと、同じ場所を往復してゴシゴシやりがちですね。
でも、その動きのおかげで表面の細かい傷が増えちゃうと、汚れがその傷に入り込んでしまい汚れが落ちないように見えてしまいます。
まずは“こすって落とす”をやめて、汚れを浮かせてから落とすイメージですね。
“置く→動かす”の順にするとムラが出にくい
強めの洗剤を使うときほど、この順番が効いてきますよ。
- 汚れが気になる場所を、いったん水で濡らす(乾いた面にいきなり塗らない)
- 洗剤はスポンジではなく、布やキッチンペーパーに取って汚れに当てる(広げすぎない)
- 汚れた箇所に被せるように置く→そして軽く動かすの順で拭く(置いておく時間は製品表示が優先。表示がなければなるべく短めから)
- 汚れが落ちるなど反応が出たら、すぐに水で流す→水分を拭き上げる
汚れに被せて「置く時間(放置時間)」を設けると、実際にこする回数が減るんです。
それによりムラや曇りも出にくくなりますよ。
すすぎと拭き上げをサボると白いザラつきが戻りやすい
シンク表面に洗剤が残ると、それ自体が薄い膜になって、くすんで見えることがあるんです。
また、水滴が残ると、乾いた跡が積み重なって白いザラつきが増えやすいです。
最後にやることは2つだけですよ。
- 水でしっかり流す(洗剤のヌルつきが消えるまで)
- 乾いた布で拭く(水滴を残さない)
作業をやめる判断ポイント
作業中に次の症状が出たら、その場でやめて速攻水で流してくださいね。
洗剤成分が人造大理石シンクの表面に何らかの悪い影響を与え始めているサインでもあります。
- 白くムラっぽくなる/色が変わって見える
- 触ると急にザラザラが増えた
- 刺激臭が強くて換気してもつらい
キレイが続く人がやってる3つの習慣
人造大理石シンクのキレイを保つのには「残さない・乾かす・ためない」で差が出てくるんです。
手入れしてキレイにした直後ほど、ここを守れば汚れの再発を遅らせる事ができますよ。
使い終わりに洗剤を残さずにすすぎ切る
洗剤が薄っすらでも残ると、くすみの膜になって見えることがあるんですね。
キッチンを使い終わったら、まずは水で流しておきましょう。
ポイントは見た目で「泡が消えたら終わり」ではなく、ヌルつきが消えるまで流すことです。
手で触って、キュッとした感じになれば十分ですよ。
最後に拭き上げる(水滴残り=白いザラつきが増えやすい)
水滴が乾くと、白い点や輪ジミが積み重なりやすくなるんですよね。
シンクの底と立ち上がりだけでも、布で水気を取ると違いが出ますよ。
- 乾いたマイクロファイバーなど、柔らかい布を拭き取り専用として1枚用意しておく
- キッチン使い終わりに塗れてる所を拭く
汚れが出てから洗剤で落とすより、この数秒の拭き作業の方が汚れ防止に効くことが多いんです。
週1だけ「全体を均一に」洗う
一度ちゃんと掃除してキレイになっても、週1回は軽くでいいので全体を洗いましょう。
- 台所用中性洗剤で全体をなでるように洗う
- 水でしっかり流す
- 仕上げに水分を拭き上げる
この週1作業が入ると、「薄汚れが定着する前」にキレイを保てます、これおすすめですよ!
人造大理石シンクのお手入れでよくある失敗と復旧方法
掃除のあとに「逆に変になったかも??」と感じる時の原因は、大体決まっています。
よくある3パターンだけ押さえておくと、回り道せずに復旧できますよ。
白いムラ:洗剤・研磨剤の残りかも
白っぽいムラが出たときは、洗剤やクレンザー成分が薄く残っていたり、そこだけ強くこすって光沢が変わって見えていることがあるんです。
だからと言っていきなり洗浄力が強い洗剤を使うことはせず、下記の順番で復旧を試みましょう。
- ヌルつきが消えるまで水でしっかり流す
- 中性洗剤で全体を軽く洗う、一点だけとか決まった場所だけ触り続けない
- 仕上げに乾いた布で拭く
これをやってもムラっぽさが残って、さらにこすり洗いをしようと考えるかと思います。
でも、シンクによっては研磨やメラミンスポンジを使っていいかどうかが決まっているんですよね。
なので、さらなるこすり洗いをする場合は、取扱説明書やシンク内の注意表示を確認してくださいね。
艶が消えた:細かい傷で“曇って見える?”
艶がなくなった症状は、強い力でこすったというより「同じ場所でこすりすぎ」が原因になりがちです。
表面が曇って見えるときは、これ以上こすらないほうが被害が広がらなくて済みます。
失った艶を取り戻すには、以下の2点えをやってみて。
- 週1の“全体を均一に洗う”方法を取り入れる(部分いじりをやめる)
- 仕上げの拭き上げを毎回かかさず行う(水滴跡が重なると、曇りが強く見えます)
※「研磨での復元」はメーカーごとに可否が変わるので、この記事では紹介しません。
刺激臭や変色:中止して水で流す、説明書に戻す
なぜか刺激臭がする、表面の色が変わった気がする、触った感じがいやにザラつく…。
こういうときは人造大理石シンクが警告を発している場合があるんです。
こすり過ぎや強い洗剤を使ってしまった場合に起きやすい症状なんです。
※「作業をやめる判断ポイント」の項目でも触れているので、ここでは“対処法”だけお伝えしますね。
- すぐに水で十分に流す
- 換気して、乾いた布で水気を取る
- 次に使う洗剤は必ず中性を使う
- シンクの取扱説明書・注意表示を確認する
キッチンシンクの人造大理石の手入れ方法のまとめ
人造大理石のシンクがなんとなく薄汚れて見えるときは、まず汚れを「くすみ」「白い膜(ザラつき)」「黒ずみ」に分けて、いちばん目立つものから手を付けましょうね。
掃除は台所用中性洗剤で全体を洗い、落ちきらない部分だけ弱アルカリ性の1段強めの洗剤を使います。
それでも水アカが残るなら、シンク材に対応した専用品を短時間で試す方法もありですね。
ただし、最初から強い洗剤や力任せのこすり洗いにすると、表面が曇ったり細かい傷が増えたりします。
そういう時は後戻りできないダメージを受ける可能性もあるので注意が必要ですよ。
キレイを保ついちばんの近道は、洗剤を残さないことと水滴を残さないことなんです。
キッチンの使い終わりにはシンクを水でよく流して、乾いた布でさっと拭くだけでも、白い点や輪ジミは増えにくくなるんです。
そして週1回は中性洗剤で全体を軽く洗い、汚れが定着する前に手を打ってくださいね。
家にあるからってメラミンスポンジや研磨剤が使えるかどうかはシンクによって違うので、迷ったら取扱説明書やシンク内の注意表示を先に確認するのが確実です。
てか、できたらあまり使わない方があなたもシンクも幸せです。
最後までお読みいただきまして、ありがとうございました!
