キッチンの排水溝掃除に使うハイターは、使い始めてからの放置時間とすすぎのコツさえつかめば、それはとっても心強い味方になります。
ぬめりやにおいの元は、食べかすやら油などの”栄養”によって増殖した菌たちです。
そこで登場するのが塩素系漂白剤（次亜塩素酸ナトリウム）のハイターです。
わたしは個人的には「特殊部隊」とか「諸刃の剣」に位置づけている、強力洗剤です。
その塩素系、泡タイプで5分、液体の場合は薄めて浸けるだけでも効果があるんです。
でも、酸性洗剤と混ぜない・アルミは不可・換気とゴム手袋は必須など、安全ルールも非常に大事なところが、また特殊部隊っぽい！
この記事では、塩素系漂白剤の使い方の手順や、さらに使い分けと失敗しやすいポイントを一緒に確認していきますね。
キッチンの排水口掃除に使うハイター：まずは安全ルール超大事！
キッチンの排水口掃除に使うハイターは冒頭でも延べたように、強力ゆえに危ない…一昔前のかっこよい男前みたいなのですが、作業前にひと手間入れることで、効果と安心がぐっと上がります。
特に「混ぜるな危険」を心に留めることと、洗浄する素材チェックは、最初に済ませておくのがコツですね。
- まず換気を！窓開けや換気扇をオン。ゴム手袋とメガネで目と手を守りましょう。
- 酸性洗剤やクエン酸・カビ取り剤・食器用洗剤が残っていないか確認。残っていたら水でよく流す。
- 金属は「ステンレスのみ可」。アルミや銅は不可。樹脂パーツは短時間で処理します。
- 作業中は他の洗剤を足さない。終わったら流水で30秒以上しっかりすすぐ。
「泡タイプ」でさっと除菌・消臭：5分の時短ケア
ぬめり・においの予防が目的なら「キッチンの排水口掃除に使うハイター（泡タイプ）」が使いやすいですよ！
- ごみ受けとフタ等排水溝のパーツをバラして、流水でザックリと汚れを流す。
- ハイター泡タイプを各パーツと排水口まわりにまんべんなくスプレーする。
- 約5分放置！
- ブラシやスポンジで軽くこすって、流水で30秒以上よくすすぐ。しつこいぐらいすすぐ！
ポイントは「放置しすぎない」「すすぎをていねいに」なんです。
塩素臭が気になるときは無臭性タイプを選べば解決しますよ１。
「液体タイプ」でしっかり浸け置き：希釈は“5Lに50mL”が目安
キッチンの排水溝のパーツの茶ばみやしつこいぬめりには、浸け置きしましょう。
ここでは「キッチンの排水口掃除に使うハイター（液体タイプ）」の基本をまとめています。
- 希釈の基本：水5Lに対して約50mL（キャップ約2杯）が目安ですよ。
- 放置の目安：除菌・消臭は5〜10分程度。漂白目的でも長時間放置は避けましょう。
- 使い方：袋や洗い桶に希釈液を作り、排水溝のパーツを浸して時間を置く→流水でしっかりすすぐ。
- 排水口本体は、希釈液をゆっくり注いで5分ほど置き、最後にたっぷりすすぐ。
※覚えて！！ アルミ・銅は不可となります。ステンレスや樹脂が中心のキッチンに向いています。
※浸け置き後は必ず水でしっかりすすぎ、他種類の洗剤は続けて使わないのが安心・安全。
泡と液体タイプ、どっちを選ぶ？
同じ効果のある洗剤でも、泡か液かでも大いに違ってくるんですよね。
下は、迷った時のお助け「ザックリ表」になりますので、ご参考までに！
| 項目 | 泡タイプ | 液体タイプ |
|---|---|---|
| 得意な場面 | 日々のぬめり・におい取り | パーツの浸け置き・しっかり漂白 |
| 放置時間 | 約5分 | 5〜10分（長時間は不可） |
| 使い方 | スプレー→放置→すすぎ | 希釈液を作る→浸す/注ぐ→すすぎ |
| 素材の相性 | ステンレス・樹脂 | ステンレス・樹脂（アルミ/銅は不可） |
| におい配慮 | 無臭性タイプあり | 希釈でにおい軽減 |
キッチンの排水口掃除にハイターは「便利」だってのはわかりましたよね？
取扱には気を使いますが、ここぞという時に非常に心強い味方になりますね！
ハイターを流し込む！「排水溝のつまり」への効き目と限界
「シンクの水の流れが悪い…」などの軽い「排水口のつまり」症状で、その原因がぬめりにあるなら、ハイターをドバっと流し込むのも有効な方法です。
ただし、固形物や油の固まりが主因で流れが悪くなっているのであれば、ハイターだけでは解決が難しい場面もあります。
- 有効なケース：ぬめり・バイオフィルムが原因の軽いつまり。
- 効きにくいケース：食品カスなどや油の厚い固化した物が排水溝に流れ落ちた場合や、配管そのものの建付け不良の場合。
- もうどうしようもない！のサイン：悪臭と逆流が続いたり、シンク下からの水漏れがある場合。→専門業者へ対応依頼。
キッチンの排水口掃除に使うハイターのまとめ
キッチンの排水口掃除に使うハイターは、泡タイプは5分くらい、液体は5Lに50mLの希釈で浸け置き、と覚えておいて活用しましょうね。
「混ぜるな危険」やアルミ不可、換気・ゴム手袋・しっかりすすぎを守れば、ぬめりとにおいはしっかりシャットアウトできること請け合いです。
固形物や重度の油固化による排水溝のつまりには、専門家の対応が必要ですが、軽い「つまり」であれば、ハイター流し込みも一定の効果はありますのでぜひ！
いずれにしても、ハイターは塩素系漂白剤で、取扱に注意することが多いのだけれど、いったん味方につけてしまえば、これほど頼りになるやつはいません！ｗ
用法用量を守って使用してくださいね！
最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。
