お風呂の床の黒ずみをクエン酸で掃除する方法や効果を知りたいあなたにお伝えしますね。
お風呂の床の黒ずみ、ゴシゴシこすっても取れなくて「もう限界…」と思うことありますよね。
実はあの黒ずみの正体は、水垢（カルキ汚れ）や石鹸カス、皮脂汚れ、カビなどが何層にも重なったものなんです。
「市販の強い洗剤を増やしたくないし、家にあるクエン酸でなんとかならないかな…」という人も多いと思うんです
クエン酸はレモンなどに含まれる酸で、水垢や石鹸カスを溶かすのが得意な成分なんですよね。
クエン酸の濃度と浸け置き放置時間をきちんとやれば、床のくすみや黒ずみをかなりスッキリさせることができます。
ただ、床の素材や汚れの種類によっては効きにくいケースもあるのと、使い方をまちがえると表面を傷めてしまうこともあるらしいんですよ。
だからこそ、クエン酸水の作り方、スプレーとパックの使い分け、こすり始めるタイミング、さらに換気や手袋などの安全対策までひと通りイメージしておくと安心かとおもうんです。
この記事であなたのクエン酸掃除が上手く行けば、とっても幸いです。
クエン酸でお風呂の床の黒ずみを落とすための知識
お風呂の床に広がる黒ずみは、ひとつの汚れではなく、いろいろな汚れが折り重なった「ミックス汚れ」なんですね。
水垢・石鹸カス・皮脂・カビ…それぞれ性質が違うので、合う洗剤と合わない洗剤がはっきり分かれるんです。
その中でクエン酸は、水垢や石鹸カスといった「アルカリ性の汚れ」に強い弱酸性の成分となり、白っぽいザラつきや、灰色っぽくくすんで見える部分にはとても頼りになるんですよ。
ただし、皮脂がメインの汚れや黒カビには効き目が弱いことも多いです。
さらに、床の素材によっては酸性の洗剤が合わない場合もあるので簡単には行かない感じ。
この床に「どんな汚れが付いているのか」「床材は何か」をざっくりわかっておくと、このあと出てくる具体的な掃除手順も選びやすくなりますよ！
風呂の床の黒ずみの正体を押さえる
お風呂の床を見て「なんだか全体的に黒っぽい…」と感じたとき、実際にはいくつもの汚れが層になってこびりついていることが多いんだよってのは先ほどお伝えしました。
相手の正体がぼんやりしていると、どこをクエン酸に任せるか分かりづらいですよね。
代表的な汚れはこのあたりです。
- 水垢：水道水のカルシウムなどの成分が乾いて固まったもの
- 石鹸カス：ボディソープや石鹸と水道水中の成分が混ざって固まったもの
- 皮脂汚れ・湯垢：体から出た油分＋石鹸カスが混ざったベタベタ汚れ
- カビ：湿気と汚れをエサに増えた黒カビ・ピンク汚れ など
見た目からざっくり当たりをつけると、こんな感じで見分けやすいです。
- 白っぽくザラザラしている部分
→ 水垢・石鹸カスがメインなことが多い - 踏みやすい所や排水口まわりの黒ずみ
→ 皮脂＋石鹸カス＋ホコリ＋軽いカビが混ざっていることが多い - 目地・凹凸の影部分、ゴムのすき間が線状に黒い
→ 中にカビが入り込んでいる可能性が高い - 床全体がなんとなくグレーにくすんでいる
→ 薄い水垢の層と細かな汚れが少しずつ積もった状態
どこが「水垢寄り」なのか、どこが「カビ寄り」なのかをざっくり解っておくと、クエン酸で狙う場所と、別の洗剤に任せる場所を判断しやすくなりますね。
掃除の前に一度、床全体をゆっくり眺めてみてくださいね。それだけでも、あとからムダにこすらずに済んで、作業がかなりラクになると思いますよ。
クエン酸が得意な汚れ・苦手な汚れ
クエン酸は「弱い酸」でアルカリ性の汚れを中和して落としやすくするタイプの洗浄成分です。
お風呂で特に得意なのは、
- 水垢（白いウロコ状のかたまり）
- 石鹸カス（白っぽい粉・膜のような汚れ）
となっております。
一見黒ずみに見えていても、元をたどると白いザラつきが重なって灰色〜黒っぽくなっている場所などもあって、クエン酸との相性がよい場所だったりもするので複雑ですね。
一方で、クエン酸だけでは頑張りづらいのがこちら。
- 皮脂汚れ・湯垢など油分の多い汚れ
→ 中性〜弱アルカリ性の浴室洗剤の方が落としやすい - ゴムパッキンや目地の奥まで入り込んだ黒カビ
→ カビ取り剤など、塩素系の専用洗剤の方が得意
クエン酸が苦手な汚れに無理に使い続けて、何度もゴシゴシして「落ちないなぁ」ってことになると、結果、床に細かい傷を増やしてしまうんですよね。
なので、
- クエン酸で落とせる「白っぽい・ザラザラしている部分」をしっかり狙う
- それ以外の油汚れ・カビは、専用の洗剤にまかせる
というように潔く別けちゃえば、時間も体力もムダにならず、仕上がりもきれいになりと思いますよ。
黒ずみを見たときは、「白っぽさ」「ザラザラ感」「ゴム目地の中まで真っ黒かどうか」をちょっと意識してみてくださいね。
それだけでクエン酸でイケるかどうかの判断ができます。
床材の種類とクエン酸を試す前の確認
同じお風呂でも、床の素材は家によってバラバラなんです。
まずは、どんな床なのかをざっくり区別しておくといいですよね。
よく使われている床材と、クエン酸との相性はこんな感じになります。
| 床材の種類 | 例・イメージ | クエン酸との相性の目安 |
|---|---|---|
| FRP（繊維強化プラスチック） | 多くのユニットバスの標準的な床 | 一般的な濃度ならOKなことが多い |
| 樹脂系シート・樹脂床 | 少し柔らかめのザラザラした床など | 通常のクエン酸水なら使いやすい |
| タイル・磁器質タイル | 四角いタイル状の床 | 目地・コーティングの状態に注意 |
| 天然石（大理石・御影石など） | 高級感のある石模様、本物の石の床など | 酸に弱い／使用NGのケースが多い |
とくに注意したいのが、大理石や御影石などの天然石、石材風の高級床ですね。
これらは酸に弱く、クエン酸でツヤがなくなったり、表面がざらついたりするおそれがあります。
バスユニットなどの取扱説明書やメーカーのサイトに「酸性洗剤不可」や「クエン酸使用NG」のような記載があれば、言うまでもなくクエン酸は避けておくのが安全です。
素材がよく分からない場合は、目立たない場所でテストしてみてください。
このときも、最初から力を入れてこすってはダメですよ。
テストの段階では、なでる程度で様子を見るくらいがちょうどいいと思います。
また、築年数が長くコーティングがすり減っている床は、どうしても傷が入りやすくなっているんです。
そんな床に強い力でブラシを使うと、汚れより先にコーティングを削ってしまうこともあるので要注意ですね。
クエン酸でお風呂の床の黒ずみを掃除する手順
お風呂の床をクエン酸で掃除するときは、「クエン酸水を作る → 床に広げる → しばらく放置 → こすって流す」という流れが基本になります。
ただ、同じ黒ずみに見えても、
- うっすらした黒ずみ（軽めの汚れ）
- ベッタリこびりついた黒ずみ（頑固な汚れ）
の判断で、最初から少しやり方を変えた方が効率的に事が運びそうです。
- 軽い黒ずみ → スプレー＋軽いこすり洗い
- しつこい黒ずみ → クエン酸パック＋ブラシ洗い
というイメージです。
後述のすすぎ方と乾かし方も、仕上がりにかなり差が出るポイントになるので、ぜひ参考にしていただきたいです。
クエン酸水の作り方と必要な道具
まずは、床掃除にちょうどいい濃さのクエン酸水を作ることからスタートです。
比率などは厳格ではないですが、ざっくりは下記に沿って作ってみてくださいね。
クエン酸水の基本の割合
- 水：200ml
- クエン酸：小さじ1（約5g）
床掃除に使いやすくて扱いも安心な濃度になります。
スプレーボトルを用意できれば、床全体にムラなく吹きかけやすくなるのでおすすめです。
使う道具はこんな感じです。
- クエン酸水スプレー（↑見て作ってね）
- やわらかめの浴室用スポンジ or バスブラシ
- しつこい汚れ用に使うキッチンペーパー
- 必要なら食品用ラップ（サランラップとか＝パックの乾燥防止）
- ゴム手袋・ビニール手袋
- 排水口をふさぐ栓やゴム栓
- 床を流すためのバケツ（シャワーがあればそれ使いましょう）
「思っていたより特別な道具はいらないな」と感じたかもしれませんね。
すでに家にある可能性が高いアイテムですし、十分まかなえることが多いですよね。
使い始める前には、換気扇を回す＋窓があれば開けての安全確保、これすごく大事です。
クエン酸は比較的やさしい酸とはいえ、肌が敏感な人は手荒れを起こすこともあるので、ゴム手袋をつけておくと安心なんですよね。
それから、クエン酸水は作り置きしすぎないことも大事なポイントです。
- 長く放置 → 成分がだんだん弱くなる
- スプレーノズルの詰まりの原因になる
ことがあるので、1〜2週間で使い切れる量だけ作るのがおすすめです。
残ってしまったら、そのたびに作り直してしまう方が、結果的には使いやすいと思いますよ。
軽い黒ずみに効くスプレー洗いの手順
「なんとなく床がくすんでるな…」くらいの軽い黒ずみなら、スプレー洗いだけでかなり明るさが戻ることが多いんです。
正直、ここで解決しちゃえば幸せですよね。
手順はシンプルに、願いを込めて次の流れです。
- 床のゴミをざっと流す
- シャワーで髪の毛やホコリを流す排水口のゴミは取り除いておく
- クエン酸水をたっぷりスプレーする
- 床全体、または黒ずみが気になるところにしっかり吹きかける
- 床がしっかり濡れている状態までかけるのがコツ
- そのまま5〜10分ほど放置
- やわらかいスポンジでやさしくこする
- 浴室用スポンジ or やわらかいブラシを使う
- 床の目地や凹凸に沿って動かす
- 力まかせにゴシゴシせずに、「浮いてきた汚れをなでて連れていく」イメージでこすると、床を傷めにくいです。要は優しくってことですね。
- シャワーでしっかりすすぐ
- クエン酸水と汚れを、シャワーで流し切る
- すべり防止のため、指で床をなでてヌルヌルが残っていないかチェック！
軽い黒ずみなら、この一連のスプレー洗いだけで解消することも多いんですよね。
「まずはクエン酸スプレーだけで様子を見る」という始め方もアリなんです。
しつこい黒ずみに効くクエン酸パックとブラシ洗い
何回かスプレー洗いをしても残る、ガンコな黒ずみや色ムラが残っているようなら、次なる手はクエン酸パックでじわじわ浸透させる方法でいってみましょう。
流れはこんなイメージです。
- 黒ずみ部分にクエン酸水を多めにスプレー
- 「ちょっと多いかな」くらいたっぷりかけてOKです。ここがパックの土台になるところなんです。
- キッチンペーパーを貼り付ける＝これがクエン酸パック
- クエン酸水の上からペーパーをのせて、ペタッと密着させる
- さらに上からもう一度スプレーして、ペーパー全体をしっかり湿らせる
- 乾かさないように20〜30分ほど放置する
- 乾きやすい環境なら、上からラップをふんわりかぶせるのも◎
- 目安の放置時間：20〜30分
- 1時間以上放置すると床材への負担が増えるので、長く置きっぱなしにはしない方が安心ですよ。
- ペーパーをはがして、濡れているうちにブラシでこする
- ペーパーをはがしたら、クエン酸水が残っているあいだにすぐこすります
- 毛先がやわらかいバスブラシ or スポンジを使う
- 床の目地や模様に沿って動かす
- かなり優しくこすることで、傷がつきにくくなります
- シャワーでしっかりすすぐ
ここまでしてもまだ残る黒ずみは、残念ながらクエン酸が苦手なタイプの汚れの可能性が高いんです。
落ちないと思って同じ場所を何度もゴシゴシ続けると、汚れより先に床の表面の方が削れてしまうこともあるので、早めに踏ん切りつけましょう！
「これは別の洗剤の出番かな」と切り替えてあげた方が、床にもあなたの体力にもやさしいと思います。
仕上げのすすぎ方と乾燥・換気のポイント
クエン酸掃除のあと、最後の仕上げによってキレイさの持ちが大きく変わるんです。
「もう流したし大丈夫だ！」と思って終わると、あとで白い輪のようなシミやベタつきが残ることもあるんですよね。
流しきれてない状況です。
仕上げのポイントは3つです。
- クエン酸水をしっかり洗い流す
- シャワーで床全体にまんべんなく水をかける
- 排水口の方向に向かって、水の流れを作るように流す
- 指で床をなでて、
- キュッとした感触 → ほぼOK
- ヌルヌル・ぬめり → もう一度すすぐか、スポンジで水を広げながら流す
- できる範囲で水気を切る＝これなかなかやれないけどやったら効果あります！
- 可能なら、タオルやワイパーでサッと水を切る
- 全部きっちり拭かなくても、
- 足元周り
- 排水口まわり
このあたりだけでも水を切っておくと、新しい水垢ができにくくなるんです。
- 換気でしっかり乾かす
- 掃除後も、換気扇はすぐ止めずにそのまま回しておく
- 窓があるなら開けて湿気を逃がす
湿気が残っていると、せっかく落としたのに、またカビや水垢の元がすぐに育ちやすくなってしまうんです。
「お風呂から出たら換気扇をしばらく回しておく」という習慣をつけるだけでも、黒ずみの再発がぐっと減るらしいですよ。
完璧じゃなくて大丈夫なので、できる範囲で「流す・水分を切る・換気する」の3つだけでも意識してみてくださいね。
クエン酸でお風呂の床の黒ずみを落とすコツと道具選び
同じクエン酸でも、使う道具やこすり方で落ち方と床へのダメージが大きく変わので、床材に合ったスポンジやブラシを選んで、何度もお伝えしていますが力まかせにこすらないことがとっても重要です。
メラミンスポンジのように研磨力の高い道具は、条件を守れば強い味方になりますが、使い方を誤ると傷の原因になっちゃいます。
床だけでなくご自身を守るための安全対策や塩素系洗剤との組み合わせの危険性も意識しながら、効率よく黒ずみを落とす工夫を整理しますね。
床を傷めにくいスポンジ・ブラシの選び方とこすり方
風呂床掃除の道具選びでは、「ほどよい硬さ」と「毛先の細さ」がポイントになりますね。
樹脂製の床には、キズ付き防止と謳われたやわらかめの浴室用スポンジや、毛先がしなやかなバスブラシが扱いやすいです。
タワシのように硬い道具は、細かな傷の原因になりやすいため避けた方が無難ですね。
こするときは、ゴシゴシ体重をかけて押し付けるよりも、クエン酸でふやけた汚れをなでるように動かすことを心がけてください。
特に目地や凹凸部分は、同じ方向にばかり力をかけると、筋状の傷が残りやすくなっちゃいます。
円を描くように動かすか、床の模様に沿ってこする方がより安全ですよ。
広い床面はスポンジ、目地や角はブラシというように、場所によって道具を使い分けるのも有効ですね。
ブラシは植毛の密度が高く、毛先が細いものの方が汚れに入り込みやすく、少ない力で黒ずみをかき出してくれます。
道具は使ったあとにしっかり洗って、乾燥させておくと長持ちしますよ。
汚れがついたままのスポンジやブラシで掃除を続けると、かえって床に汚れをこすりつけてしまうこともあるため、ときどき交換することも意識しておくといいですね！
メラミンスポンジを使うときの条件と注意点
メラミンスポンジは研磨力が高く、黒ずみやくすみを素早く落とせる一方で、注意しないと床材に細かな傷をつけたり目地を剥がしたりと「副作用」が発生しちゃう道具でもあります。
お風呂の床で使う場合は、「部分的に」「短時間」「軽い力で」の三つを徹底することが重要になりそうなんです。
まず、床の広い面全体には使わず、黒ずみが気になる小さな範囲、特に目立たない部分に限定して「試して」みます。
クエン酸水である程度ふやかした後に、メラミンスポンジを小さくちぎり、指先でつまんで軽くこする程度で様子を見ましょう。
こすっている最中に、床のツヤが不自然に消えたり、触った感じがザラザラに変わったりしたら、その部分は剥がれを開始しているので、すぐに使用をやめます。
「やっちまった！」と思う暇はないので、すぐに表面を確認して傷が増えていないかもチェックしましょうね。
メラミンスポンジは諸刃の剣（偏見）で多用すると、いったんはきれいに見えても、つけた傷が後から汚れが引っかかりやすい床に変貌させてしまった…ってことがありますので、要注意です。
クエン酸掃除時の安全対策と身体への配慮
クエン酸は家庭で扱いやすい成分ですが、酸性のために素肌や目に入ると刺激を感じることがあるんです。
掃除の前にゴム手袋を用意し、肌が弱い人は腕まで覆う長めの手袋を選ぶと安心ですね。
誤って目に入ったときは、すぐに大量の水で洗い流すようにしましょう。
浴室内は湿気がこもりやすく、クエン酸だけでなく汚れの成分も空気中に漂うことがあるといいます。
換気扇はしっかり回し、窓があれば開けて可能であれば扉も少し開けて作業するといいですね。
わたしが毎回感じているのですが、長時間の中腰姿勢は腰や膝に負担がかかるんですよね。
床掃除をするときに、膝をついたりイスに腰かけて作業出来たらいいなぁと思うのですが、それら用のアイテムも存在しそうなので、探してみてくださいね。
クエン酸と塩素系洗剤とのNGな組み合わせと順番の考え方
クエン酸などの酸性の成分と、塩素系のカビ取り剤や漂白剤を混ぜると、有害なガスが発生するおそれがあります！
「混ぜるな危険！」って名言の状況です。
お風呂掃除では、この組み合わせを避けることが最重要のポイントで、「酸性」と「塩素系」は同じ場所、同じタイミングで使わないことをしっかり憶えておきましょう！
塩素系カビ取り剤など他の洗剤の詳しい使い方や選び方は、別記事で詳しく解説しますね。
クエン酸は結構使える！お風呂の床の黒ずみを予防する日常のケア
せっかくきれいにしても、お風呂は毎日使う場所なので水垢や皮脂はどうしてもまたたまっていくんですよね。
気づいたらうっすら黒ずんでいて、「あれ、また？」となりがちだと思います。
黒ずみをためないコツは、汚れが固まる前に「ちょっとだけ軽く掃除」をくり返すことなんです。
そこで役立つのが、薄めたクエン酸スプレーを使った 「入浴後のひと手間」＋「週1メンテナンス」という手法です。
さらに、
- バスマットの（をお使いのご家庭は）下
- 排水口まわり
といった、汚れが集中しやすい場所を意識しておくと、黒ずみ再発生までの時間がかなり変わりますよ。
入浴後5分でできるクエン酸を使ったひと手間
黒ずみをためない一番のポイントは、お風呂から出た直後の“ゆるいひと掃除”なんですよね。
お湯で温まった直後の床は、汚れがやわらかくなっているので、少ない手間でサッと落としやすいですよ。
毎回でなくても、数日に1回これをやるだけでも違いが出てくるはずです。
入浴後5分ケアの流れ
- シャワーで床全体をさっと流す
→ 髪の毛やホコリを落として、黒ずみ汚れの上にいるゴミをどかすイメージです。 - 黒ずみが出やすい場所に、薄めのクエン酸水を軽くスプレー
- 入口付近
- シャワーの真下
- 排水口まわり など
- スポンジで軽くなでるようになじませる
→ ゴシゴシではなく、「ついでにサッとなでるだけ」で大丈夫です。 - シャワーでさっと洗い流す
- 換気扇は忘れずに。できるだけ長時間回しましょう。
ここまでやっても、だいたい数分で終わると思うので、ぜひやってみてください。
どうしても時間がない日は、
- クエン酸水を汚れがたまりやすい部分にスプレーするだけでもOKですよ。
クエン酸をかけておくと、一時的に床の表面が酸性寄りになり、水垢が固まりにくくなるんですよね。
とくに、排水口まわりや足の裏がよく当たる場所だけでもシュッとしておくと、汚れのたまり方がかなり変わってきますよ。
週1回の簡単メンテナンスで黒ずみをためない方法
「毎日はムリだけど、週1くらいなら…」という人には、週1回の軽いクエン酸掃除がおすすめなんです。
普段の毎回の入浴後ケアより、ほんの少しだけ丁寧にやるイメージになりますね。
週1メンテナンスの基本
- 床全体にクエン酸水をスプレー
- 濡れムラがない程度に、広めにシュシュっとかける
- 5〜10分ほど置く
- そのあいだに
- 風呂イスや洗面器を洗う
- シャンプーボトルの底をさっと拭く
など、ほかの場所をついでに片づけると効率的ですよね。
- そのあいだに
- スポンジやブラシで床をこすっていく
- 広い面 → 黒ずみが出やすい場所の順で
- 一度で完璧を目指さなくて大丈夫です
とくに、次のような場所は少し丁寧にブラシを動かすと効果的ですよ。
- 浴室の入り口付近
- シャワーの真下
- 排水口まわり
- 人がよく立つ・座る位置
全部を毎回ピカピカにしようとするとしんどいので、エリア限定で掃除するのも続けやすい方法かと思います。
終わったらシャワーでしっかりすすいで、できる範囲で水気を切るだけでOKです。←地味だけど、大事です！
この週1メンテナンスを続けていると、「年に何回も大掃除レベルの黒ずみ落としをする」必要がかなり減ると思いますよ。
黒ずみが出やすいバスマットや排水口周りの扱い方
実は、黒ずみのスタート地点になりやすい“要注意ゾーン”があるんですよ。
それが、バスマットまわりと排水口まわりなんですよね。
バスマット・すのこタイプのマット（使っているご家庭向け）
バスマットやすのこは、どうしても水分と汚れがたまりやすく、床の黒ずみの温床になりがちなんですよね。
- マットを敷きっぱなしにしない
- 入浴後は立てかけて乾かす
- できれば毎回、浴室の外に出して乾かす
３つ目はかなり大変…でも、この3つを意識するだけでも、床の状態がかなり変わってきますよね。
マットの下の床は「見えないぶん、汚れがたまりやすい場所」なんです。
週1回はマットをどけて、
- クエン酸水をスプレー
- スポンジで軽くこする
- シャワーで流して乾かす
という流れで軽めの掃除をしてみてくださいね。
マットの裏のすべり止めのゴム部分は黒カビが出やすいので、早めに気づいてあげるとさらに安心ですよ。
排水口まわり
排水口まわりは、
- 水
- 石鹸カス
- 髪の毛
が集まりやすく、黒ずみやヌメリの「集合場所」になりがちなんですよね。
- ゴミ受けの中身はこまめに捨てる
- クエン酸水を軽くスプレーしてブラシでこする
これだけでも、汚れが軽いうちなら強い洗剤を使わず十分きれいにできますよ。
クエン酸でお風呂の床の黒ずみが落ちないときはどうする？
何回かクエン酸掃除をしても黒ずみの色や濃さがほとんど変わらないと、「やり方が悪いのかな…」と不安になりますよね。
ですが、その場合は汚れの性質や床材そのものの状態が原因になっていることも多いんです。
そこでムキになってゴシゴシ続けてしまうと、床に細かい傷が増えたりコーティングがはがれたりして、逆に汚れが付きやすい床になってしまうこともあるんですよね。
こればっかりは避けたいところですよね！
「クエン酸ではここまでかな…」という気持ちになったら
- 別の洗剤に切り替える
- プロのクリーニングを検討する
といった次の手段を考えるタイミングになると思います。
クエン酸では落ちにくい黒ずみの見極め方
クエン酸で落ちにくい黒ずみには、いくつか特徴があるんです。
ざっくり言うと、「汚れが奥まで入り込んでいるもの」「汚れではなく素材の変色」はクエン酸の守備範囲からはすでに外れてるんだと思います。
代表的なのはこのあたりでしょうか。
- ゴム目地やパッキンの奥まで真っ黒になっているカビ汚れ
→ 黒い色が中まで染み込んでいて、表面だけこすっても変わりにくいタイプです。 - 長年たまった皮脂汚れ・湯垢が固まったもの
→ ベタベタ＋カチカチになってしまい、クエン酸だけでは反応しにくいことがあります。 - 床のコーティングがはがれて、素材そのものが変色している部分
→ もはや“汚れ”ではなく、素材の色が変わってしまっている状態なんです。
目安としては、
- さきほどのクエン酸スプレー＋クエン酸パックを1〜2回きちんとやってみてもほとんど色が変わらない
- 表面だけ少し明るくなったけれど、芯の黒さがずっと残っている
こういった場合は、無理にクエン酸で追いかけるより、別の方法を考える段階だよとお伝えしました。
こういう場合は「ここから先は他の洗剤に任せる」「プロに相談する」などに切り替えた方が、結果的に良かった！となる事もあるかと思います。
お風呂の床の黒ずみはクエン酸で落とすまとめ
お風呂の床の黒ずみって、実は水垢・石鹸カス・皮脂汚れ・カビが重なった「ごちゃまぜ汚れ」であることが多いんだよーって事をお伝えしました。
この中でクエン酸でしっかり狙えるのは、水垢と石鹸カスといったアルカリ性の汚れなんですよ！ってお話もしました。
再度確認
だからこそ、最初に
- 床材が何でできているか
- 黒ずみの正体がどのタイプの汚れ寄りなのか
をざっくり確認してから、クエン酸を使うかどうか決めるって流れになりますね。
さらに、基本のクエン酸水の濃度を守ること、汚れ具合でスプレーを吹いて放置型とクエン酸パックを使い分けること、そしてやさしくこすることがポイントになってきます。
大事なところをもう一度だけ整理
黒ずみの正体をざっくり3つに分けて考え、クエン酸は「水垢・石鹸カスなどアルカリ性汚れ」に有効
→ 皮脂のベタつきやカビは苦手分野だと憶えておきましょう。
酸に弱い石材には使わない
→ 大理石・御影石など、「酸性洗剤NG」と説明がある床にはクエン酸は避ける。
クエン酸水は「水200ml＋クエン酸小さじ1（約5g）」が基本の濃さ
→ これを基準にして、スプレー用のクエン酸水を作ると扱いやすいです。
軽い黒ずみはクエン酸スプレー撒き、しつこい部分はクエン酸パック
→ うっすら汚れはスプレー＋軽くこする、ガンコな所はキッチンペーパーなどでパックしてからこする。
こするときはやわらかめのスポンジやブラシでやさしく
→クエン酸で浮いた汚れをなでて連れていくイメージで動かすと床を傷めにくいです。
メラミンスポンジは“ピンポイント＆軽め”にとどめる
→ 広範囲にゴシゴシ使わず、気になる小さな部分にだけ軽く使うくらいが◎。
掃除後はしっかりすすぎ＋乾燥・換気で再付着とカビを防ぐ
→ クエン酸や汚れを十分に流し、水気をできる範囲で切って、換気扇を回して窓があれば解放して乾かす。
入浴後のクエン酸ひと吹き＋週1メンテナンスを習慣にする
→ 入浴後にさっとスプレーする日常ケアと、週1回の軽いクエン酸掃除を続けていくと、黒ずみがたまりにくくなると思います。
クエン酸で変わらない黒ずみは「限界」と判断し、他の手段を検討する
→ 何度やっても変わらないなら、洗剤を変えるかプロの業者に依頼する手段も考慮に！
最後に
掃除は面倒なんですが、コツを憶えて習慣づければ、キレイを保つことが出来ますね。
最後までお読みいただきまして、ありがとうございました！
