リビングの床の傷を補修しようと思ってるけど…
- 補修に必要な最低限の道具ってなに?
- 床材によってはやっちゃいけない行為はどれ?
- 家にある代用品でどこまで対応できますか?
って疑問が湧いてきませんか?
リビングの床に増えたすり傷やへこみを、張り替えを決断する前に、まずは自力で目立たなくしてみましょう。
無垢フローリングと複合フローリング、オイル塗装とウレタン塗装などの違いを見分けて、補修マーカーや補修クレヨン、木工パテを色合わせしながら使い分けていきますよ。
サンドペーパーの番手選択と蜜蝋ワックスでの仕上げ、スチームアイロンや濡れタオルの可否も整理してお伝えしますね。
なた、傷の再発防止や最低限揃えたらいいね!って道具についてもお伝えします!
リビングの床の傷を補修する基本を押さえる

まずは床材の種類と仕上げを見分けることが第一歩になるかなぁって感じです。
無垢か複合かとか、オイルかウレタンかとかで、ヤれる補修が変わってくるんですよね。
逆にここを間違えると悪化の一途をたどる事になっちゃいます。
次に、傷にも種類があって大きく「すり傷・へこみ・えぐれ」に分ける事ができます。
完璧に仕上げる!などと無理をせず、目立たなければ合格と考えながら作業しましょうね。
床材の種類を見分けるポイント
無垢フローリングは、一本の木をそのまま板にしたもので、切り口を見ると輪っか模様(年輪)が中まで続いています。
複合フローリングは、薄い板やシートを何枚も重ねた作りで切り口に“層”が段々に見えます。
ミルフィーユといえばわかり易いでしょうかねw
確認方法としては、壁と床の境目の巾木まわりや床下点検口など、板の切り口が見えるところを探すと分かりやすくていいです。
また、無垢は板ごとに木目が不規則で同じ柄が続かないんです。
複合は印刷した木目や突板で、似たパターンが繰り返されることが多いですね。
そのあたりを判断基準にすれば、ほぼ間違いなく違いを見極められそうですね。
どーしても見分けが難しい場合は、目立たない角あたりで微量の水を一滴落として30秒観察しましょう。
水がしみ込むようであればオイル仕上げの無垢の可能性が高く、玉のように弾けばウレタン塗装や化粧シートの複合の可能性が高いので、それも判断材料にできるかも知れませんね。※次項で細かく…
オイル塗装とウレタン塗装の仕上げの違い
オイル塗装は浸透型で表面に厚い膜ができない塗装方法です。
部分補修がしやすい反面、汚れが染み込みやすい特性があり、艶は控えめで拭き上げで落ち着いた光り方になります。
ウレタン塗装は樹脂の膜で木を覆う塗膜型の塗装方法です。
水や汚れに強い一方、傷が付くと下地との差が目立っちゃいます。
部分補修の色や艶を合わせるのが難しく、削りすぎや熱の当てすぎは白濁や剥離を招くので注意したくださいね。
仕上げ不明の場合は、前項でお伝えした水滴テストと布擦りテストで傾向を確認してみましょう。
賃貸のリビング床の傷補修
賃貸物件では経年劣化は借主負担になりにくいとされていますが、過度な加工や塗膜除去などのカスタマイズは原状回復義務の対象になりやすいみたいです。
個人での傷補修は失敗もあり得るので、やはり手を出すのは控えた方がいいかも知れないですね。
やっちゃいけない行為は覚えておいてね
シンナーや強アルカリ性の液剤、塩素系漂白剤は塗膜を溶かし変色を招くし、メラミンスポンジで擦る行為も艶ムラの原因になるので、これは絶対にNG案件ですね。
アイロン高温の長時間当てはウレタン塗装が膨れたり白濁したりします。
粗目の紙やすりで広い面をゴシゴシ研磨したり色が合ってない濃色補修材の厚塗り、さらに傷をカッターで削り広げる…といった処置は悪化のもとで最悪な行為なので厳禁です!
リビングの床の傷を補修する実戦ガイド



浅いすり傷は色合わせで目立ちを抑えられるし、無垢の浅いへこみは蒸気で元に戻る可能性もありますね。
これが深い傷割れは、自分での補修作業には不向きと考えたほうが安全です。
広範囲の白くぼやけた見た目や塗膜のはがれ、下地が見えるほどの欠けはホントに要注意ですよ。
賃貸物件では原状回復の範囲を意識して、無理に手を付けないようにしましょう。
すり傷が自力で直せるケース
白い線のような浅いすり傷は、汚れやワックスのムラが原因の場合が多く、触ってみて段差を感じなければ自力補修が可能な状態ですね。
濡れた布で拭いてみて一時的に消えるなら塗膜表面の微細な傷になります。
中性洗剤で油膜を落として、補修マーカーを薄く塗って、ワックスで質感を整えると遠目に分かりにくくなりますよ。
薄めた中性洗剤で油膜と汚れを落として完全乾燥させます。次に床色に近い補修マーカーを木目方向へ細く1本ずつ薄塗りし、指腹や布でやさしくぼかしてなじませます。最後に蜜蝋ワックスをうすく伸ばして艶を合わせます。
白い線が複数ある場合は明るい色→中間色の順に重ね、濃色は最後に点で置き、境界を綿棒で叩いて消します。斜め光で艶ムラを確認し、必要箇所だけ追い塗りします。
塗膜の荒れが強い場合は#1000を軽く当ててから同手順で色と艶を合わせます。研磨は2〜3ストロークに限定します。
無垢と複合ではへこみ補修の方法が変わる
無垢材のへこみは繊維が潰れただけならば、水分と熱で膨らませて元に戻ることがあるんです。
小さな凹みならば、蒸気での対処法の候補になりますね。
複合材は表面が薄い化粧材や塗膜で、蒸気は膨れや剥がれのリスクが高いんです。
なので複合材の場合は、クレヨンやパテでの傷への充填で対処できちゃいます。
ただし見た目にこだわる場合は、色合わせは必須になりますね。
えぐれてたり欠けたりしている場合のリスクと限界
下地が見える程度の欠けや深くえぐられた部分は「埋め」ないとなりませんね。
完全再現となると難易度が高くなるので、目立たない程度の仕上がりを目標にしましょう。
印刷柄が途切れる化粧シートは色合わせはできても柄再現は困難ですよね。
やるとしたら、木目の線を書いて視線を分散させ、誤魔化す方向で行きましょう。
幅広い傷や浮き、軋みはプロに任せる検討します。
白ぼけや輪っかのシミの対処の可否
白ぼけは塗膜内の微細な傷や水分が原因なので、軽症ならワックスや艶調整で目立たなくできる可能性があるんです。
輪っかのシミは結露や熱が原因なので、表面がオイル仕上げなら再度オイル塗りで改善する場合があり、ウレタン塗装の場合は熱での対処法を避けてワックスなどで艶をなじませます。
白ではなく黒ずみが見つかったら、それは深部染みのサインになりますので、無理に対処しようとせずに広範囲に及ぶようなら専門業者も検討しましょうね。
最低限で揃える道具と費用の目安
補修マーカー(2~3色)、補修クレヨン(1~2色)、水性木工パテ、#600~#1000の紙やすり、柔らかい布、養生テープ、薄手の手袋を用意。(合計1,000~5,000円くらい)
あると便利なのはプラスチックのヘラ、綿棒、細筆、アルコールスプレー、蜜蝋系ワックス、小型LEDライトあたりですが、ライト?と思いますよねw
床は天井照明だとフラットに見えて傷を見落としがちになるので、ライトは「斜めから当てて影を作る」ための確認用で使うんですよ。
布なども古いTシャツなどボロを用意したり、色鉛筆、ポイントカード、消しゴムでもそれぞれの代用品として使うことが可能ですね。
まずは家にあるもので試してみて、必要に応じて買い足して行きましょう。
補修マーカーの色合わせのコツ
こんなに難しいことって、世の中にあんまりないんですよね…ってくらいムズいですw
あくまで「視感」に頼るので、他人が見たら色があってないかも…って心配はありますが、浅めの傷には適度な対処法になると思います。
床よりわずかに明るい色から薄く塗り重ねていき、濃さを近寄らせて行きましょう。(ってこれムズい)
黄色系・赤色系・灰色系の3系統の色を用意して、木目方向に細めの線で描いて間を空けるとなんとなくそれっぽくなります。
メイクのように指で軽く擦るようにしてぼかしながら馴染ませていきましょう。
あらゆる方向から確認してみてまだまだと思ったら、乾燥後にもう一段薄く重ねて塗ってみましょう。
やり過ぎは取り返しがつかない失敗に終わるかも知れないので、慎重に!
補修クレヨンの溶かし方と定着
先ほどよりもやや深いえぐれた傷に対して有効な対処法になりますね。
指で温め柔らかくしてから傷に押し込み、プラヘラ(古いクレカでもOK)で余分な部分を削ぎ落としていきます。
木目方向に平行に動かすと変な段差が出にくいのでやってみてください。
平らになったら乾いた布で軽く磨きあげ、必要に応じてマーカーで木目線を足し、最後に薄くワックスをかけて艶を出します。
冬場はクレヨンが硬くなるため手で温めるか、ドライヤーの弱風を遠くから短時間当てて柔らかくするとヤりやすくなりますよ。
木工用パテの種類と埋め方の基本
水性パテは扱いやすく室内向きなんですが、やや収縮するため気持ち多めに盛っちゃいましょう。
二液エポキシは強度高く収縮少なめですが研磨と色合わせが難しめです。
充填(穴埋め)は少量ずつ複数回に別けて、焦らず落ち着いて作業しましょう。
まず小さい粒状にして傷の底に押し込んで、持ち上がっている部分をヘラを寝かせて周囲と同じ高さに「スライド押し削り」します。
乾燥後は#600くらいのサンドペーパーで軽くこすりながら、段差のみ軽くならして行きます。
その時に出た粉は完全に拭き取ることを忘れずに。
色は周囲よりやや明るめを選び、マーカーで木目と陰影を足しながら、最後ワックスで艶を出して周りにあわせて行きます。
すり傷を目立たなくする実践手順
薄めた中性洗剤で油膜と汚れを落としてから完全に乾燥させます。
次に床色に近い補修マーカーを木目方向へ細く1本ずつ薄塗りして、指や布でやさしくなぞってボカしてなじませていきます。
最後に蜜蝋ワックスをうすく伸ばして艶を合わせていきますが、ちょー難しいですよw
白い線が複数ある場合は、明るい色→中間色の順に重ねていきます。
濃い色は最後に点々と置いていき、境界部分を綿棒で叩いてなじませながら消します。
ライトで光を斜めから当てて、艶がまだらな場所だけワックスを追い塗りして艶を出していきます。
塗膜の荒れ具合がひどいと感じたら、#1000のサンドペーパーを軽くこすり整えてから、同じ手順で色と艶を合わせま込んでいきます。
どのみち「やり過ぎ」は禁物ですよ!



へこみを戻すスチームアイロン法
これは無垢フローリングのみを対象のお話です。
綿布を水で湿らせて固く絞り、へこみ部分にあてます。
家庭用アイロンの中温(スチーム有)で3秒ほど軽く押し当て、布を外していったん状態を確認しましょう。
これを数回に分けて繰り返すと繊維が起き上がってきます。
周囲がウレタン塗装の場合は、布で塗膜を直接熱しないように注意しましょう。
布は常に湿らせ、焦げないように防ぎましょう。
へこみが戻ったら完全に乾燥させて、必要に応じて補修マーカーで色を、ワックスで艶を整えて行きましょう。
これは複合フローリングや化粧シートには適用できませんのでご注意を!
えぐれてる所を埋めて整える分かりやすい手順
欠けカスを取り除き、木工パテを米粒大ずつ盛ってヘラで均して面を作っていきます。
乾燥後に#600のサンドペーパーで段差があれば軽くならし、出た粉を拭き取っておきます。
補修マーカーで木目を細く書き足して、半ツヤのワックスで光り方を周囲に合わせます。
周囲よりわずかに明るい色から始め、深みが足りない部分だけ濃色で補正していき、最後に布で軽く磨き、質感を整えましょう。
クッションフロアに使うシームシーラー
クッションフロアの切れや剥がれには、専用のシームシーラーを使いましょう。
聞きおぼえがあまりなさそうなネーミングですが、クッションフロアやマットなどの継ぎ目を溶かして接合させる「目地溶着剤」とされています。
クッションフロアの隙間を軽く押し戻し、継ぎ目に細めに流し込んでいきます。
はみ出し防止にはマスキングテープで養生すると仕上がりがキレイになりますね。
施工後は規定時間は触れずに放置することを心がけ、乾燥前に触れないようにしたいですね。
色ムラを抑える蜜蝋ワックス仕上げ
蜜蝋ワックスは薄く伸ばすほど美しく仕上がる性質があります。
柔らかい布に少量取って、円を描かず木目方向にまっすぐ伸ばすのがコツです。
数分後に乾いた布で拭き上げると、自然な半ツヤに落ち着きますよ。
オイル仕上げの無垢材には特に効果的で、軽い白ぼけや細かな擦り傷の目立ちも抑えることができます。
塗りすぎはベタつきと埃付着の原因になってしまうので、必要最小限の使用にとどめましょう。
ウレタン塗装に対しては光沢の調整効果が中心になります。
塗膜を溶かすことはないため使うには安全ですが、深い傷の根治にはならない点を理解して使いましょう。
リビングの床の傷を補修した後の再発防止



家具や椅子の脚にはフェルトやキャップを装着させましょう。
脚がキャスターになっている場合は、マットなどを敷くことで線傷が付きづらくなります。
家具移動する際は、”持ち上げ”が基本になり、猫の爪とぎ対策や子どものゾーン分けも効果があります。
家具・椅子脚カバーやフェルトの選び方
脚の形状に合わせてサイズを選定しますが、厚みは3〜5mmが扱いやすく、粘着タイプは糊残りが少ないものを選部と言いです。
取り付け前に脚裏の油分を拭き取って、24時間は動かさない、重い荷重をかけないなど保護してあげましょう。
高密度フェルトは削れにくく長持ちしますが、消耗品と割り切り定期交換しましょう。
重い家具はすべりが非常に良い樹脂のPTFEプレートが有効で、持ち上げずにそっと滑らせられるため便利です。
床暖房があるお宅での注意点は、床暖運転中は粘着が柔らかくなる製品があるので、耐熱・床暖対応の表記を確認して使用してくださいね。
キャスター跡を防ぐフロアマット
デスクチェアにはポリカーボネート製マットが効果的で、透明で硬く沈みにくく線傷や圧痕を防ぐスグレモノなので、動作範囲より一回り大きく選んで敷いてください。
PVCは価格も手頃ですが柔らかくて波打ちや黄変が起きやすいので、特に床暖房対応表記を確認し、反ってしまったら温風で軽く温めて戻すなど、これ自体のケアも必要になるケースがあります。
どうしても下にホコリが入り込んでしまうので、月1回程度は持ち上げて掃除して、端部にめくれなどあったら、つまずきの原因になるので早めに交換してください。
プロへ依頼する判断と費用感
広範囲に塗膜が剥がれてたり、黒ずみがひどい、床材の浮きや軋み、複数の大きな傷はもはや自力での補修は限界ですね。
業者に依頼すると、部分補修は1か所数千円〜数万円からで、再塗装や張り替えは面積や材質で変動するので、写真を用意してと大体の範囲のサイズを測って複数へ社見積もりを依頼してみましょう。
リビングの床の傷を補修の結論と要点
本記事は、床材と仕上げの見極めを前提に、すり傷やへこみ、えぐれを最小限必要な道具や代用品で行える手順を絞って解説しました。
無垢と複合の違いや補修の可否や色と艶の合わせ方、予防策までを載せてあるので、ぜひ参考にしてください。
【要点まとめ】
- 床材と仕上げの判定が成否の分かれ目
- すり傷は洗浄→色合わせ→薄塗りワックスで整える
- えぐれはパテ充填→整形→木目描き→艶合わせで馴染ませる
- 無垢の凹みは蒸気で補修、複合はパテなどの充填で対応する
- 道具を買わなくてもTシャツ・色鉛筆・プラカードが代用品として使える
- サンドペーパーは#600以上で局所のみ優しく擦る
- 蜜蝋系ワックスは極薄塗りと拭き上げで質感を出す
- 椅子脚フェルトとチェアマットで再発を予防する
傷がついてしまった床…張り替えを考える前に、やってみようか!と参考にしていただけたら幸いです。
無理はせず小面積で試しながら果を確かめながら進めてくださいね。
最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。








