リビングを歩くたびにギシギシ…小さな音でも、毎日のことだとけっこうストレスですよね。
床のきしみは、フローリング同士がこすれているだけのこともあれば、下地や根太がゆるんでいたり、湿気や温度差で木が伸び縮みしていることもあるんですよ。
どの原因なのかによって自分で手を入れていい範囲と、プロに任せたほうがいい範囲が大きく変わってくるんですよね。
やみくもにネジを打ち込んだり、床板をこじ開けたりすると、音どころか床そのものを傷めてしまうこともあるので注意したいところだと思います。
そこでまず、音が出る場所やタイミングをよく観察して、床材の状態や家のつくりから「どこで何が起きていそうか」をざっくり見当をつけていきましょう。
そのうえですき間を詰める、市販のグッズで上から押さえるといった、素人でも安全に試せる対処法を段階的に選べるようにしていく流れでいきます。
一方で、踏むと大きく沈むとか、きしみと同時に床や壁にひびが入るといった症状があるときは、自分だけで何とかしようとしない方がいいですね。
その場合にどんな業者へ相談し、どのように症状を伝えると話がスムーズかも具体的にイメージできるようにしていきますね。
リビングのきしみを「なんとなく不安でモヤモヤする状態」から、「原因と今あなたがやれる事を解っている状態」に変えていきましょう!
リビングの床がきしむ音の仕組みと主な原因
歩くたびにリビングからギシ…ピキ…と音がすると、「どこか壊れているのかな」と心配になりますよね。
実はあの音、たいていはフローリング同士がこすれたり、その下にある下地合板や根太(床を支える横向きの材木)が少しゆるんだりして、部材同士がわずかに動いている状態なんですね。
木は季節によって湿気を吸ったり吐いたりしながら伸び縮みします。
そこに長年の荷重によるたわみが重なると、ちょっとした力でも動きが出やすくなり、歩くたびに音が鳴りやすくなる、という事みたいなんです。
それに戸建てかマンションか、築年数や工法によって「鳴りやすい場所」や「音の出方」にも傾向があるようなんです。
木造か二重床か、はたまた床暖房があるかなど、床の構造ときしみの関係をざっくりイメージできると、「うちのこの音はどのタイプかな」と当たりをつけやすくなるんですよね。
経年劣化なのか施工の甘さなのか、あるいは湿気や温度差といった環境のせいなのか…そのあたりを見分けて行きましょう!
フローリング・下地・根太の構造ときしみの関係
たとえば、あなたが床を一歩踏み込んだとき、体重はフローリングから下地合板、さらに根太や大引きへと順番に伝わっていきます。
このどこかでわずかなすき間や段差があると、その部分だけが沈んだり戻ったりしてギシギシと音が出るしくみなんですって。
一般的な木造の床は、いちばん上に見えているフローリング材、そのすぐ下にある下地合板、そのさらに下に根太・大引きという「三層構造」になっていることが多いんです。
一方マンションの二重床では、支柱のような支持脚の上に床パネルが載り、その上にフローリングなどの仕上げ材が貼られるつくりが主流なんですよね。
まぁどの方式でも、層と層の間にわずかな段差やゆるみが出ると、きしみやすくなってしまうってことですね。
あとよくあるのは、ビスが少し緩んで下地と根太がぴったり密着していないケースや、フローリング自体がわずかに反って、隣同士がこすれ合っているパターンですかね。
音がするあたりを手のひらで押してみて、部分的にフカッと沈むところがないか、板と板の境目を軽くこすって引っかかる感じがないかを試してみてくださいね。
こうして触ってみるだけでも、「どの層で動きが起きているのか」がなんとなく想像しやすくなると思いますよ。
経年劣化と施工不良によるきしみの出方
仮に「うちは築20年以上だし、古さのせいかな…」と思ったら、その予感は案外当たっているかもしれませんよ。
年数が経つにつれて木材がやせたり、下地が少したわんだりして、床はどうしても動きやすくなっていくんです。
部屋の中でも動線はだいたい決まってますから、その道筋だけピンポイントできしむ…というのも、経年劣化ではよくあるパターンなんですよね。
逆に、まだ築数年なのに、早い段階から広い範囲でギシギシ鳴る場合は別の可能性も出てきますよね。
元々フローリングや下地を留めるビスの本数が足りなかったり、接着剤の塗り方にムラがあったりと、施工時の詰めが甘かったケースもあるようなんです。
下地の合板が根太から少し浮いた状態だと、歩くたびに板が「ペコペコ」と上下に動いて音が出る、というわけなんです。
経年劣化が原因のきしみは、「特定の場所だけ」「踏み方や荷重によって音が強く出たり弱くなったりする」といった特徴が出やすいです。
反対に、施工不良が疑われるタイプは、同じ場所をそっと歩いても常に鳴る、部屋全体のあちこちで似たような音がするなど、範囲が広くて音の出方が均一になりやすいと言われていますよ。
築年数や、まだ保証期間内かどうかも合わせて考えると、「自分でできる範囲で様子を見るか」「施工会社やハウスメーカーに相談するか」の判断がしやすくなります。
無理に自力で抱え込まず、保証が使えそうなら遠慮なく頼ってしまうのもアリなんです!
湿気や温度差など環境要因で起こるきしみ
床のきしみは、「壊れた」から鳴っているとは限らないんですね。
木材は湿気を吸うとふくらみ、乾燥すると縮む性質を持っていて、この伸び縮みが繰り返されるうちに、床材同士や下地との間にごく小さなすき間が生まれてしまうようなんですね。
梅雨のじめじめした時期と、冬のカラッとした時期で、音の出方や場所が変わるなら環境の影響が大きいタイプのきしみ音かもしれないですよね。
とくに床暖房を使うお家では、暖房のオン・オフによる温度差が大きくなりがちですよね。
急に高温になると、床材に反りやねじれが出て、フローリングがこすれ合いやすくなると言われてるんですよ。
窓際だけギシギシ鳴るとかエアコンの吹き出し口のあたりだけカチカチ音がするという場合も、「室温度ムラ」が一つの要因になっていることが多いんです。
こうした環境由来のきしみ音は、構造的な強度がヤバいのでもうダメというわけではなく、「音だけが気になる」パターンも少なくないようです。
- 室内の湿度を40〜60%前後でキープする
- 床暖房やエアコンの温度を急に上げ下げしない
- 窓際に厚めのカーテンやラグを敷いて、急激な温度変化をやわらげる
といった工夫で、きしみ音が落ち着くケースもあるんです。
まずは生活の中でできそうな環境の整え方から、少しずつ試してみてくださいね。
自分でできるリビングの床のきしみチェック
「なんとなくこの辺が鳴る気がするけど、はっきり言えない…」という状態だと、原因も対策もぼんやりしたままになりがちですよね。
まずは、「音がする位置と、鳴きやすいタイミングを憶えておいて、『原因はこのパターンかな』とある程度の見当をつけます。
どこで鳴っているのか?(場所)、どんなときに鳴りやすいのか?(タイミング)、そのとき足裏にはどんな感触があるのか?、この3点を見ていくと、「床材同士のこすれなのか」「沈み込みがあるのか」など、状態のイメージがしやすくなります。
見た目でわかるすき間や浮き、沈み込みに加えて、戸建てなら床下点検口から下側の様子をのぞいておくのも一つの方法でしょうか。
マンションや賃貸住宅では構造をいじれない前提で、床をはがしたりせず、表面から見たり触ったりするだけでできる、安全なチェックだけをまとめて紹介していきますね。
きしみ音の場所とパターンを特定する手順
「このあたりがギシギシするな…」という感覚を、もう少し具体的な「ここからここまでが鳴る」に変えていくのが第一段階なんですね。
歩くときは、靴下か素足でゆっくり歩いてみてください。
音がした瞬間に足を止めて、その足の位置の前後にマスキングテープなどをペタッと貼って目印にします。
同じ通り道を何度か往復して、鳴ったポイントごとに印を増やしていくと、「きしみが集中しているゾーン」が目で分かるようになってきますよね。
あわせて、次のようなこともメモに残しておくと便利です。
- 早足で歩いたときだけ鳴るのか、ゆっくりでも鳴るのか
- 両足で普通に立つときと、片足に体重をかけたときで音が変わるか
- 朝・夜、夏・冬など、時間帯や季節で変化があるか
- 体重の違う家族が歩くと、音の出方が変わるか
こうして「どんなときに、どんな鳴り方をするのか」が分かってくると、荷重との関係や、構造上のどこが動いていそうかの当たりがつけやすくなるんです。
床材のすき間・浮き・沈みを確認するポイント
音が出る場所の見当がついてきたら、次はそのあたりの床を「目と手」でチェックしていきましょう。
板と板のすき間や段差、踏んだときの沈み具合は、どこで動きが起きているかを教えてくれるヒントになるんです。
まずは、板の継ぎ目をよく見てみましょう。
板と板の間に0.5〜1ミリくらいのすき間があり、踏んだときにカチカチと当たるような感触がある場合は、フローリング同士がぶつかって音を出している可能性が高いですね。
沈み込みが気になるときは、その周りとの段差もチェックしておきましょう。
真っ直ぐな棒や長めの定規を床に当てると、どこか一部分だけ下がっていたり、浮いていてる場所がわかります。
戸建て・マンション・賃貸で異なるチェックの視点
同じ「きしみ音チェック」でも、戸建てかマンション、持ち家か賃貸かで、できることの範囲が少し変わってきます
それぞれの立場に合ったやり方がわかっていると、やりやすいですね。
戸建ての場合は、床下点検口からのぞけることが多く、下地や根太の状態を直接見られるのが大きなメリットになります。
- 根太や大引きが極端にたわんでいないか
- 金物が外れていないか
- 白っぽい粉や食い跡など、シロアリ被害のサインがないか
- 水漏れ跡やカビが出ていないか
といったポイントを見ておくと、きしみ以外のリスクにも早めに気づきやすくなるんですよ。
ちょっと怖い場所wですが、年に一度の健康診断だと思ってのぞいてみるのもアリなんです。
マンションの場合は、下階への防音性能を重視したつくりが多くて、二重床や直貼りなど工法によって、鳴りやすさや原因の傾向が変わってくるんです。
かなり古いマンションから最新型のマンションまで作りが幅広いので、「これ!」って事は言いづらいですが、大きくは外れないと思います。
コンクリートのスラブ自体が沈むことはあまりないので、実際に動いているのは「仕上げ材+支持脚まわり」であることが多いんですよね。
専有部分と共用部分の境目あたりや、配管スペース付近などは構造が複雑になりやすいので、管理規約と照らしながら触っていい範囲を意識しておくと安心です。
賃貸住宅では、原則として自分で床を開けたり、ましてやビスを打ち足したりはしないほうがいいですね。
やれることは次のような「表からの観察」だけにしておくのが無難です。
- どの部屋の、どのあたりが鳴るか(間取り図に印をつけるのはおすすめ)
- きしむ範囲の広さ
- 目に見えるすき間や段差の有無
- 歩いたときに沈みを感じるかどうか
これらをメモや写真で残しておき、管理会社や大家さんに説明する前提で整理しておくと話をスムーズに進められますね。
勝手な改造と見なされそうな作業は避け、「どこまでなら触っていいか」などを事前に問い合わせておく事をおすすめします。
自分でも対応できるリビングのきしみ対処法
ここまで見てきたように、リビング床のきしみ音は原因や建物の構造などが様々で、対処法も色々ありそうですよね。
でも「業者さんに頼むほどじゃないけれど、この音なんとかならないかな…」というときに、どうしても自分でやりたくなっちゃいます。
それで言うと自分でも手を出しやすいのは、フローリングのごく小さなすき間や、表面近くのこすれが原因になっているケースくらい…なんですよね。
この状況であれば、粉末タイプのすき間埋めや市販のきしみ防止剤を使って、床の上からそっと様子を見ることができると思います。
工具もドライバー程度で足りることが多いので、DIYに慣れていない人でもチャレンジしやすい範囲だと思いますよ。
また、問題の部分をラグやマット、専用プレートなどで一時的に押さえて動きを減らすやり方もあるようなんですが、体重が重い私の経験では、「イマイチ」の成果だったかなぁ…
なので体重が軽目の方には効くかも知れませんので、ご参考までにとどめてくださいw
床下から手が届く構造の家なら、条件が合えばビスで動いてる部分を補強するという選択肢が出てきますね。
ただし、どこに打つと下地を傷めないかとか、どのくらい締めると安全かなど、守るべき基本がいくつかあるようなので、決して無理しない方法と注意点を考えながら、できることから選んでいきましょうね。
床材のすき間を埋めて軽減する簡易な方法
「カチカチと当たるような音がする」「板と板のすき間が気になる」という場合は、その小さなすき間を埋めて、動きをおだやかにしてあげる方法がいいですね。
イジるのは床の表側だけで完結するので、家の根幹の構造には触れずに済むのがいい感じですね。
使うものはこんなイメージですかね。
- フローリング用のすき間充てん材
- 木部用ワックス
- 専用の粉末タイプのすき間埋め材
まずは掃除機やブラシを使って、すき間のホコリや砂を丁寧にかき出しましょう。
ここを手を抜くと、後ほど注入する充てん材がうまく密着しないので、少しだけなので時間をかけてあげてください。
そのあとで、充てん材を少量ずつすき間に流し込んでいきます。
ヘラや使わなくなったカードなどで軽く押し込みつつ、表面に出てきた分はすぐに拭き取ると仕上がりがきれいなんです。
完全に乾いてから(ここ大事)歩いてみて、きしみが弱くなっていれば、「主な原因はこのすき間だったんだな」と判断が正しかった事がわかります。(ちょっと嬉しい…)
木工用ボンドは代替品として使えなくはないですが、将来フローリングを張り替えるときに剥がしにくくなるおそれがあるので、基本的には専用品を選んだほうが無難です。
一度にたくさん入れすぎると、床面がベタついたり色ムラが目立ったりすることもありまから、まずは目立たない隅で少量試してから、本番の部分に使ってみてくださいね。
きしむ部分を上から一時的に固定する対処
「根本から直すのはまだ先になりそうだけど、とりあえず今の音だけでも抑えたい…」というときは、上から圧力をかけて動きをおさえる“応急処置”も役に立ちそうですという情報もあります。
原因そのものをなくすわけではないんですが、日常生活でのストレスをぐっと減らせることもできそうです。
一番お手軽なのは、きしみが気になる場所に厚手のラグやマットを敷き、その上にそこそこの重さがある家具を置く方法になります。
- 本棚
- ソファ
- チェストやサイドボード
など、脚付きの家具を選ぶと、設置位置を調整しやすいかも。
沈みが大きい場所に脚が乗るように調整するんですが、これは重い物で「ずっと踏んでおく」状態にするんですよね。
そうすれば、床が固定されている状態になり、きしみを抑えるって効果があるとのことです。。
もう一歩踏み込むなら、次のようなものを使うやり方もありますよ。
- 市販の床用補修プレート
- 薄い合板をカットして敷板として使う方法
この場合は、プレートや板の端でつまずかないようにする工夫が大事なので、部材の縁に滑り止めテープを貼ったり段差をなるべく小さくするなどして、安全面も一緒に考えてあげましょう。
高難度:床下からのビス止めや補強を行う際の基本
家が床下に入れる作りで、なおかつ持ち家であれば、床下からビスを打って補強する方法が候補に上がってきますよ。
下地合板と根太をしっかり密着させて、変な動きを減らす方法なんですね。
とはいえ、難易度は高めで、慎重さがかなり大事な作業になるのは間違いないんです。
いざ床下に入って作業しようにも、ホコリやカビが多い空間だし、十分な照明がないので言わずもがな暗いです。
長いあいだ湿気がこもっている場所だし、見えないところで構造材が腐っていたり、明らかに黒ずんでボロボロになっていたり、シロアリの食い跡や羽が見つかったりした場合は、自分でなんとかしようという試みはやめておいた方が良さそうです。
早めに専門業者に状態を見てもらって、必要な補修の範囲を判断してもらってくださいね。
リビングの床のきしみを再発させないための日常ケア
作業が功を奏して一度きしみを軽減しても、湿気や温度差、荷重の偏りが続けば、再び音が出る可能性があります!
室内の湿度管理や換気、冷暖房の使い方を工夫することで、木材の伸縮を緩やかにし、床の負担を和らげることができます。
定期的に歩いた感じや床面の変化を確認する習慣をつけると、軽いきしみの段階で早めに対処しやすくなりますよ。
長く安心して使うための予防的なケアの考え方をまとめてみます。
湿気と温度差を抑えるための室内環境づくり
環境に由来するきしみ音を抑えるには、室内の湿気と温度差を穏やかにすることが重要ですよ。
木材が急激に膨らんだり縮んだりする状況を減らせれば、床材同士の擦れを起こしにくくできますよね。
日中は窓を開けて風を通し、湿度が高い季節には除湿機やエアコンの除湿運転をフル活用します。
冬場の乾燥が強いときは加湿器を使い、40〜60%前後の湿度帯を意識すると過度な収縮を抑えやすくなります。
こうした環境づくりは、きしみ対策だけでなく、床材や家具を長持ちさせることにもつながるのでぜひ!
定期的な点検で早期発見につなげよう
一度きしみを軽減できても、時間の経過とともに再発することはあります。
突然の再発でびっくりするよりも、定期的な点検の習慣をつけておいて軽い症状のうちに異変を見つけられれば、すでに対処法は解っているのであとはゆっくり事に当たるだけです。
それには、たまにはリビング全体をゆっくりと歩き回って音や沈み込みを確認する時間を設けてもいいかも知れません。
人の身体と一緒で、「早期発見」が大掛かりな床張替え工事…などにならずに済みますよ!
リビングの床のきしむ音 への対処法につてのまとめ
ここまで、リビングの床のきしむ音の原因や対処法をお伝えしてきました。
症状が軽めの部類になる床のすき間や表面の擦れであれば、専用のすき間充てん材を使った手軽な対処でも、音を「気にならない程度」まで抑えられる可能性があります。
反対に、床が大きく沈んだり全体がぐらぐらしている、ひび割れが見つかった…といった場合は、無理に自分で対処する考えは捨てて、管理会社や専門業者にお願いした方が、結果的に家を守ることになると思います。
また、ふだんから湿度に気を使ったり家具の配置や重さのかかり方を見直したり、時々チェックしたりしておくと、きしみの再発や悪化を防ぎやすくなると思います。
本記事が少しでもお役に立てたら幸いです。
最後までお読みいただきまして、ありがとうございました!
